論破できる力は持っておくべきだけど、論破はしちゃダメってお話。
仕事をするなかで、たまに「論破」するひとを見かける。
これ、個人的には結構最悪だと思っていて、論破しても「論破したそいつが気持ちよくなるだけ」で、あとはなにも変わらない。
というかむしろ雰囲気悪くなるし、結果としてチームの生産性が下がる。
想像してみて欲しい。
たとえば、いまあなたの家の屋根に、複数、雨漏りするような「穴」があいていたとする。
論破するタイプの人は、大抵こういうのだ。
「あそこ穴空いてんじゃん!あそこも!あそこも!こっちも!あっちはどうすんの?」
いわれた方は何て思うだろうか?
釈迦の生まれ変わりのような人格者であれば、「あ、ほんとですね!全然気づかなかったです!教えてくれてありがとうございます!」なんて思うかもしれない。
しかし、一般ピーポーであるボクが思うのはシンプルにこれだけ。
「うぜぇ…」
(言葉悪くてすみません)
論破するのは、「部下側」よりも「上司側」に多いと思うんだけど、あなたの会社の上司が全員もれなくこういう人だったら、会社をやめることをオススメする。
そういう上司は、論破することでマウントをとって自分が気持ち良くなりたいだけのオ○ニー野郎だ。(言葉悪くてすみません…)
本当に仕事ができる上司ならこういう。
「いくつか穴が空いてるみたいだね」
「このままだと雨漏りで床や屋根が腐っちゃったりして、被害が拡大しそうだし、拡大したらきみがたいへんな思いをしちゃうからなんとかしたいんだけど、どうしたらいいと思う?」
(考えて回答する)
「じゃあそれでいこう!」
こういわれたら、一般ピーポーであるボクも「よっしゃ!」ってやる気になるし、なんならその上司に一生ついていきたいと思うかもしれない。
上司として、部下の提案や、仕事のやり方に対する「穴」を見つける力は持たねばならない。
とはいえ、見つけた穴をそのまま伝えるような「論破」はダメ。
見つけた穴の「影響」を理解してもらうこと。
どうすればいいか、「具体策」を一緒に考えてあげること。
そっちのが素敵。
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