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「上達への近道はうまいひとの真似をすることだ」といわれる理由。

「この人、いいな」と思ったら、どんどん真似することだ。じっくり観察し、それと同じことをやってみる。

新R25の記事のなかで、ホリエモンはこのように述べている。

ホリエモン だけではなく、数多くの本のなかでも同じようなことが書かれているけど、なぜ「まずは真似ろ!」といわれているのか、改めて考察してみることにする。


短時間で、より高い成果をあげることができるから。

ひとことでいうと、理由はこのひとことに尽きると思う。

「すでにうまくいく方法があるのがわかっているのに、その方法をつかわずに最初から自分でうまくいく方法を考える」

これは、はっきりいって「時間の無駄」でしかない。

たとえば、「美味しいカレー」を作りたいとしよう。

かりにいままで1度もカレーを作ったことがないとしても、ネットで検索すれば「美味しいカレー」をつくるための「レシピ」なんて、やまほど落ちている。レシピを使えば、美味しいカレーを作るのなんて「かんたん」だ。

にもかかわらず、イチから試行錯誤を繰り返して、美味しいカレー作りをする必要があるだろうか?

そんなやり方では「美味しいカレー」を作ることができるようになるまで、はかなりの「時間」が必要になるだろうし、さらにいえば、かかった時間に見合うだけの「味」のカレーが作れるかというと、正直疑問だ。

それなら、存在する「レシピ」を元にカレーを作って、そこから試行錯誤した方が、よっぽど「美味しいカレー」ができると思う。

「上手い人を真似る」ことのメリットは、「時間の節約」と「質の担保」にあるわけだ。


真似するときは、「徹底的」に!

「真似すること」 のメリットが理解できても、「うまく真似する」のは意外と難しいものだ。

ほとんどのことには、「美味しいカレーの作り方」のように「レシピ」が用意されていないからである。

では「レシピがない状態でどう真似るのか?」というと、「よくみること」だ。

実際に美味しいカレーを作れる人が、カレーを調理するところをみて、

・どんな材料を使っているか?
・材料をどのようにカットしているか?
・どんな順番で調理しているか?
・水はどれくらい利用しているか?
・煮込む時間はどれくらいか?

など、美味しいカレーをつくるための「ポイント」を押さえ、自分でレシピ作りをするのである。

自分でレシピをつくるときにひとつ、気をつけたい点がある。

それは「徹底的にパクること」だ。

レシピ作りの際に「徹底的」にパクる必要がなぜあるかというと、どんな行動が「美味しいカレー」を作り上げるための要素なのかがわからないから。

たとえば、美味しいカレー作りができる人が「笑顔」でカレーを作っていたとしよう。

一見「笑顔」と「美味しいカレー作り」は関係なさそうなので、「笑顔はべつにいらんだろう」と判断しがちなのだが、まずは取り入れることをオススメする。

もしかしたら、「笑顔」で作ることが、美味しいカレー作りの「重要な要素」になっているかもしれないからだ。

仮に「笑顔」が重要な要素であった場合、「美味しいカレー作り」は失敗してしまう。

まずは、「徹底的」にパクリ、そこから「改良」していくのがベストだと思う。不要なものは削り、取り入れた方が良さそうなものをくわえていく。

これがレシピ作りのコツだ。


まとめ

「上手い人の真似をしよう」といわれるのは、短時間で高い成果を上げやすいから。

真似するときは、「徹底的」にパクって、そこから「改良」する。

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