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「生きることは苦である」ってお釈迦様が言ってた。

32年間。

この「地球」という碧き美しき星に生まれ落ち、心の臓を脈打たせて生きてきた。

そしてひとつ、気づいたことがある。

「つねになにかしらに悩んでいる」ってことだ。

32年間、いや、正確にいうと自我が芽生えた5~6歳ぐらいの頃からか。

くる日もくる日も本当に「悩み」がつきない。

学校でなかなか友達ができないとか、
できたと思ったらすぐに転校が決まっちゃったとか、
好きな人とうまくいかないとか、
病気をしちゃったとか、
仕事がうまくいかないとか、

ひとつ悩みを解決しても、また次の新たな悩みが発生し、そしてその悩みを解決しても、また次の悩みが発生する。

しまいには、まだ解決していないにもかかわらず、次から次から悩みが発生してきて、


いやちょっとまてェェェ !!
まだ前の悩み解決してねぇから!

まだなのっ !!
まだ前の悩みが現役バリバリなのっ !!

ちょ…
お願いだって !!
もうちょっとだけ待ってって !!

お、おい..。
…んもぉぉオオオ !!!!!!


なんて感じで、発狂が止まらなくなったりもする。

「なんで人生ってこんなにしんどいんだよっ !!」って思ってたけど、じつはそれは「あたりまえ」だということを最近知った。



そもそも...。

仏陀の教えに「一切皆苦」というものがある。

「人生は思い通りにならない、そもそも生きること自体、苦しいものなんですよ」というお釈迦様の教え。

ほかでもない、あの「お釈迦様」がいってるのだ!

間違いない。
そもそも人生はしんどいっぽいです…。

「四苦八苦」っていうことばが有名だけど、「四苦」とは「死病老生」を表していて、

・死んでいく苦しみ
・病気の苦しみ
・老いの苦しみ
・生きる苦しみ

のこと。

ちなみに「八苦」は以下のとおり。

・心身を思うようにコントロールできない苦しみ
・どんなに愛する人でも、いつか必ず別れなければならない苦しみ
・恨みや憎しみを抱いてしまう人と出会う苦しみ
・お金、もの、地位、名誉など、求めるものが手に入らない苦しみ

…苦しみだらけじゃん。
人生って、苦しみだらけじゃん。
苦しみで満たされてるじゃん。

でもこれを知って、ボクは少し楽になれた。

「悩みがつきなくてしんどいっていっても、人生ってそもそもそういうもんだから」と考えられるようになったので。

猫が「なんでボクは『にゃー』としか鳴けないんだ…」なんて悩んでもしょうがないよね。

だってそういうもんだもん。

「なんで人生はこんなに悩みがつきないんだ…」
「なんで人生はこんなにしんどいんだ…」

いやだって、そういうもんなんだもん。

悩みがあるのが普通だし、しんどいのが普通なので、べつに苦しくったっていいのだ。

「苦しい」のがふつうだけど、「苦しいだけ」ではない。

苦しみとうまく付き合いつつ、1日のなかに「小さな楽しみ」を見出していけばいい。

人生は、苦しい。
人生は、たのしい。

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