大手証券会社 業界分析(1) 野村/大和/日興 3社比較
こんにちは。FinTech企業(株)お金のデザイン及び(株)400Fで代表取締役社長をしている中村仁です。
最近営業サークルを開始しました。このサークルでは金融業界の未来予想図を描きながら、営業としてどのようなスキルやマインドセットを持つべきかなどを共有していく場になります。ぜひサークル活動にご参加ください!
さて、サークル活動がスタートして記念すべき第1回目のnoteは野村證券、大和証券、SMBC日興証券における営業部門の過去9年を分析します。ちなみに、なぜ9年かというと3社のうち1社が10年前とIR資料の体裁を変えており連続的なデータが取得できないため泣く泣く9年にしております。
IR資料の決算説明資料を過去から読み解くと以下のようなことがわかるので大変興味深いです。
・ビジネスモデルと収益構造の変化
・長期トレンドから読み取る経営の意図
・業界全体のトレンド
それでは早速3社の分析を行っていきます。(1)では、預かり資産(Asset Under Management = AUM)、収益構造、IT比率(個人の株式取引におけるオンライン比率)について見ていきます。
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