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わたしのすきな自然・いきもの・カメラ・絵

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むかしからひまがあると宇宙を空想して時間をすごす少年でした。ヒューとこがらしの冬にこたつでまどろみながらすごすのが無性にすきでした。その想いは年月を経たいまでも変わらない。その日…
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2024年3月の記事一覧

高校「化学」を最初にのりこえていくうえでまずやりたいこと

はじめに 先日、記事のなかで高校生が「化学」をまなぶうえでぜひとも身につけたいところについてとりあげた。 どんなものにもマスターするうえでコツと言うかかんどころがある。化学についてもそうでここをのりこえられればあとはなんとかなるというところがある。そのひとつをとりあげたい。 きょうはそんな話。 元素と周期表 身のまわりの物質はどこをみわたしてももとをたどればさまざまな元素や分子からなる。たった100種ほど、そのうち主要なものはかぎられた元素の組み合わせのちがいでさまざ

化学はまさに「ばけ学」:本来どういう学問でみのまわりでどうかかわるものなのか

はじめに さまざまなヒトへ「化学(化け学)に関わり…」と自己紹介すると、聞いた方の多くは話題をほかへと移しがち。たぬきかなにかが化けるイメージ? そこであたりさわりが小さくなるかもしれないと「バイオのほうで…」とか「生化学を…」とお茶をにごしたり、「学位は農学でして…」と口にしたりするとひとまずほっとされる。 どうも「化学」ということばにある種のなにか近寄りがたい印象があるのかも。ほとんどわたしの誤解かもしれないが、1種の固定観念としてとらえられがちな「化学」について、

さまざまな土地にむかうと飲み水にちがいをかんじる

はじめに 国内を中心にいろいろな土地をおとずれた。足をつけていない県はかぞえるほどに。そのなかであきらかにちがいとしてかんじるのが水。べつにミネラルウォーターのボトルではなく水道水。口にふくむと「あっちがう。」とまっさきに気づく。 きょうはこんな話。 もとの家は ひとつまえの住処はみずから建てた。そこは先祖が長年くらした土地。そこに舞いもどりその1画に建てた。ここは水が豊富。水道もあるがそれとはべつに山からの湧き水を各戸でひいている。蒸気機関車の水の供給駅だったほど。水

ふえつづけるnoteのマガジンをテーマ4つにまとめてヒトごとのように紹介してみた

はじめに 21年4月からnoteへ投稿をはじめてまる4年。昨今の戦争開始のなかやすみをはさんで796の記事数に達した。ひとつを複数のテーマにいれた重複をゆるせば2,205。なにごともまえむきにとらえられればさいわいと継続中。 不定期ではじめて1日1記事をなにげなくはじめてもうじき500。すこしでもまともな文章を記せるように日課とした。このあいだにもさまざまなことがあり、つづいたのがふしぎなぐらい。はたしてどれだけましになったことやら。 さて、これだけ数がふえ整理しないと

やさいのたねまきと苗の水まきを年中つづけられるたのしさ

はじめに やさいづくりをしていたころ、玄関先の軒下で苗をそだてていた。ここは適度に陽があたり風のとおりがいい。陽あたりと水やり、そして適度な風。これがそろうとよく育つ。 この場所ならば日々何度か出入りするのでそのついでに水やりできる。何年ものあいだとぎれることなくその習慣をつづけられる。 きょうはそんな話。 やさいをつくるには 基本的に苗を買わない。いずれも可能なかぎり種子を購入して蒔くところからはじめる。やさいをそだてるにはいい苗さえそだてられればさほどそのあとはむ

春分の日が近づき早朝の台所の窓からはいる朝日が部屋の奥まで射すようすから宇宙のダイナミクスに思いを馳せる

はじめに このところ日の出とともにめざめてキッチンに立つ。ねぼけまなこにごくひくい地平線のむこうからあがるオレンジいろの太陽がまぶしい。 そういえば3月も中旬。春分の日まであと数日。ほぼ真東から日がのぼる。赤道の真上で太陽がみえるのかと大スケールで想像する。 きょうはそんな話。 春の陽ざし このところつづけて晴天。朝もやにつつまれた街のようすには清々しさとともにいとおしい。夕やみせまるたそがれどきとともにわたしのいちばんのお気にいりの頃。まさにこのМVの後半のような早

いちごの果実の表面の種子を蒔いて、ドロップのかおりのする果実が実った

(2024.3.18加筆あり) はじめに やさいづくりのかたわらさまざまな手にするくだものの種子を蒔くのがたのしくてしかたない。そのなかから最終的に果実をみのらせるのに成功した例から。 きょうはそんな話。 いちごを食べるころ 実際には真冬にはじめた。本来いちごの旬は今ごろ。クリスマスなど真冬のケーキにのっかっているのはごく一部をのぞいてあきらかに施設栽培でつくったもの。 露地で実るいちごがなつかしい。わたしは冬のさなかのいちごには興味がなくまず買わない。春に地元産のち

居場所の外から聞こえる音への感覚は室内での作業やくらしにあたえる影響がことなりそう

はじめに これまでさまざまなところでくらし、仕事場にしてきた。地面に近いところがあればマンションの高層階もある。それぞれ窓のそとで生じる音をかたわらで聞きつつ作業をしていた。 場所によっては天候の変化でのちの作業のだんどりやなにかがかわることさえたびたび。四季があり1日のうちでも天候にさまざまな変化のあるこのクニでくらしていることを実感。 きょうはそんな話。 音から感じとる マンションの3階暮らしで学習サポートのしごと場と兼用。もうひとつのしごとの研究パートの職場は5

いちど目にするとわすれない:長谷川潔のメゾチントの作品について

(2024.3.12加筆あり) はじめに 作品をはじめて見たのは新学期の4月の始業式後にくばられた図工のテキストの図版だろうか。こどものわたしの目に鮮烈な印象をのこした。その版画の作者は長谷川潔。いちど見るとわすれない。その作品のせかいにひきずりこまれるかのような妖しさをただよわせていた。 このところ身近なヒトの名前すらぱっとうかんでこないが、いまだに作品と名前をしっかりと記憶している。独自の世界を築き上げた芸術家のひとりにちがいない。 きょうはそんな話。 初見は… 

やさいのふくろ栽培にはいくつか利点がある

はじめに ひとむかしまえまではたけでやさいをつくっていた。それでも家の庭さきでちょっとだけほしいときがある。わざわざはたけまででむかなくてもみじかなところで栽培できれば理想的。そだつようすをいつでもながめられる。 きょうはそんな話。 栽培法はひとつでない はたけで野菜を育てる以外に、いまではさまざまな方法が編み出されている。たとえば栽培用土のふくろのままつくれる。 手もとでちょっとだけほしいときとか、生長のようすを観察したいとか。わたしの場合には必要にせまられてといっ