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「ナレッジ活動」を「種と花」に例えてみた

こんにちは。rootの山路です。 この記事はroot Advent Calendar 2022 のDay20記事です。

私は習慣的に本や業務で学んだことを「自分のナレッジ」としてまとめる活動を行っています。つい先日、このことをメンバーに共有したら「良くまとまった内容だから、組織のナレッジとして残してみないか?」を言われました。「自分のナレッジを組織に残す」といったことは今まで行ったことがなかったのですが「せっかくだから他の人にも見てもらいたい!」と思い、組織のナレッジとして残してみました。

今回は自己のナレッジを組織に提供するまで過程を植物である「種と花」にたとえてお話ししようようと思います。

種を集める

私は自分のナレッジの元となる情報を「種」と例えてます。種の集め方は「本を読む」「仕事で得た知見を振り返り」の2つになります。

本を読む時のコツは、ページ内で気になった部分にハイライトを付け、スクショを取っておく作業を行います。本を読み終えたら、Figmaにスクショを集めて、本の内容を振り返りながら自分の気づきをメモとして残してます。また、読む本の選定は「今仕事で行っていることに関連する本」ということを意識しています。その方が直近の仕事に役立つし、素早く「花が実る」可能性が高いからです。

仕事で得た知見を振り返るコツは、仕事で困った時にメンバーからアドバイスとして貰った資料やフレームワーク、言葉などをFigmaに集めるようにします。

Figmaに集めた本のスクショとメモ

花を咲かせる

次に、集まった「種」をナレッジにまとめる作業を行います。私はこのことを「種に水を与えて花を咲かせる」と例えています。花の咲かせ方は「実際に業務で使ってみる」「色んな種を繋げてみる」の2つになります。

業務で使ってみるコツは、取り敢えずやってみることです。取り敢えずやってみることで、そこから新たに生まれる観点や気づきが生まれ、終わった時には1つの花(ナレッジ)が咲いているでしょう。

色んな種を繋げるコツは、集まった情報を抽象的に捉えたり、情報をグルーピングすると良いです。そうすることで、最初は気づかなかったけど、改めて「そいうことだったのか!」という考え方が生まれ、それがナレッジとなるでしょう。(点と点が線になる感覚ですね。)

新たな種を蒔く

最後に、自分のナレッジを組織のナレッジにまとめる作業を行います。私はこのことを「新たな種を蒔く」と例えています。

ここで一つ注意することは「ナレッジはあくまで参考であり、解決策そのものはでない」ということです。個人的意見ですが、ナレッジと聞くと「どんな状況も打開できるフレームワーク」みたいな印象があります。しかし、実際は個々の状況に応じてアレンジしたり、場合によっては使用しない方が良いケースなどもあります。

つまり、重要なことは「ナレッジ自体は種であり、花ではない。花を咲かせるには、天気や季節など個々の状況に応じた水やりが必要」と言えるでしょう。

最後に

今回の活動を通じて思ったことは「自分が持っている知識を誰かに共有することで、さらに知識がアップデートされ自己の成長に繋がる」ということです。ナレッジを共有した後に、メンバーから「これってどういうこと?」「こんなやり方もあったよ!」とコミュニケーションが生まれたのが非常に良かったです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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