俳句5句「ぎらぎらの時代」

草市のなか小走りの空気たち

秋の暮サラリーマンの主語は不明

ぎらぎらの時代を背負ひ秋刀魚焼く

西鶴忌金は吹き飛ぶほど薄き

林檎割る知恵の小さくなるばかり


こうやって、フリーで俳句を公開するのは久しぶりです。普段は結社への投句などに向けて何かと俳句を溜めておくものですから(それだけ自分にとって多作が難しいということ)。

あ、ついでに一言。ままならない時代の、ままならない俳句があっても、私は良いと思ってます。それがどんな形をとるにせよ。

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