mani-techマニテク と ルール

どうも、じんと申します。ジャグリングについて考えたりしています。
今回はマニテクについて書きたいと思います。
参考:https://note.mu/jin00_seiron/n/n0db8b6ead4bc

  純ジャグリング技術 mani-tech=【道具×操り方】

ジャグリングを分類するとき、まず、使用する道具によって分類することができます。

ボール/クラブ/リング/シガー/ディア/皿/

これは更に、道具の詳細な差異(形状、大きさ、材質等の違い)によって細分化できます。

ボール(クリスタル/ビーン/ロシアン/テクボール)、リング(スモール/ノーマル/ラージ/はちりん)、スティック(デビル/フラワー)、ポイ(コンタクト/テール/ライト)

道具の種類による分類が有用なものとそうでないものがあり、どこまで道具の差異に注目するか、または同一視するかという論点があります。mani-techにおいては要する技術が異なるかどうかに着目したいのですが、
とにかく、これが1つ目、「道具」による分類です。

道具による分類は、道具の個数にも注目します。
モノが一つなのか、二つなのか、三つ、それ以上なのか、ということは、技術面に大きく関わってきますから、当然です。
細かいことを言えば、ディアボロはスティックのことも考えなければいけませんし、また、デビルスティックを考えると、センタースティック1本にハンドスティック2本で計3個のモノについて考えることになります。

(僕が「モノ」と書くときは、一般的なジャグリング用品店で売っているようなジャグリング道具以外の物も指示範囲に含むときです。ジャグリングの対象として見たときの全ての物です。)


次に、2つ目の分類は、「操り方」の分類です。
(mani-tech=【道具×操り方】)

どのような「モノ(道具)の操り方」が生まれ、分化し、適正化するか というのは、モノの性質(形状、大きさ、材質等)に依って変化する部分もあります。その道具の形状に特有の操り方というものが考えられる反面、トス(モノを投げること)のように、全ての道具に対して有り得る操作も考えられます。

ボールに対しての操り方
トス投げる/ストールのせる(広義ではキャッチも)/バウンス跳ねさせる、はじく/ロール転がす/アイソレーション

シガーに対しての操り方
トス投げる/挟む/積む(バランス?)/スライド滑らせる(ロールとも近いが四角いので転がらない)/面を変える(何て呼ぶんでしたっけ?)

スティックに対しての操り方 (cf.バトン)
トス投げる/バランス(ストールとも近いが接着面が狭い場合のみを指す)/スイング振る回す/叩く 面の違い?(ソーなどはここに含まれないだろう)/ロール転がす

※ディアボロに対しての操り方 (スティックとカップに分けられるが、どちらに対して?)
紐を引っ掛けて回すことによって
→トス投げる/スイング振る回す/
縦、横?     (※要検討、追記)

これらの操り方には、異なる技術が用いられています。というか、技術によって「操り方」の区分をしています。
ボールの「ストール」と、シガーの「積み」、スティックの「バランス」が、同様の(互換性ある)技術によって行われているならば、同一の操り方区分として定義し、名付ける必要があります。
それでも、mani-techとしては別物、つまり、【1ボール×トス】と【1クラブ×トス】が異なるmani-techであるように、操り方区分が同じであることは用いられる技術が真に同一であること、とはいえない。
(※ここらへんの詳細は幅広く技術素養がある人によって検証される必要がある)

道具によって、主な操り方がある(技trick/patternが振り分けられる操り方が偏っている)ことも注目したいです。ボールは投げる、シガーは挟む、スティックは叩く、という操り方において多くの技が発展し体系化されているといえます。

【道具×操り方】=純ジャグリング技術 mani-tech

☆マニテクmani-techの概念は、あるジャグリングがどのようであるか、という記述のための概念であり、ジャグリングをその技術面から分類し、「差異を見る」ことの手がかりの一つとして役立ちます。(役立つといいな)


また、マニテクmani-techは「ルール」としても捉えることが可能です。

○ナンバーズを、「個数を増やすことで新しいmani-tech(ルール)を生み出している」と捉え直す場合
○新しい道具を作り出すことで、新しいmani-tech(ルール)を生み出している場合
cf.トライスティック http://www.naranja.co.jp/juggling/web-pages/11294
○新しいモノの操り方を見出すことにより、新しいmani-tech(ルール)を生み出している場合
ジャグリングの大会において「希少性」「新規性」「新奇性」として評価されるものは、この「新しいルールを見出す、(そして現実に)作り出す」ことと関連しているのではないか。

「ルールとは何か」を正確に述べることはちょっとまだできないのですが、
ルールのうち、技術面に主眼をおいたものに、マニテクという概念が一つある、という感じでしょうか。
そもそもルールについて考え始めたのは、「新しいルールを見出す、作り出すことを喜び、快感に感じる」というジャグラーの性質があると考えたことから来ています。(人一般が有する性質かも)

・新しいルールを見出す、作り出すことを喜び、快感に感じること、
・それがジャグラーの性質であること、
上記二点は、
・小林賢太郎を好むジャグラーが多いこと、
またはもっと広く、・芸術の意義 気持ちいいツボを増やすこと ともつながってくる話ではないか。

新しいものって、みんな気になるとおもうし、それだけで価値があると思うのですが、特にジャグラーは、「新しいルール」に価値の重きを置く気がするんですよね。(既存技術の習得と同等に)
mani-tech以外のルールについてなど、もうちょっと考えを深め、まとめたいところです。


今回はこのへんで終わります。
読んでもらって何か考えた方は、ぜひコメントやツイートをしていただけると有難いです。
Twitterでのフォロー範囲ももう少し広げていきたいと思っていますので、フォローしていただくなど、宜しくお願いします。

8月中にもう一本書きたいが、難航。


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