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仕事と、具体化するために

画塾での時間を過ごして、修業を終えたときに、やってやったぜ、と思うにはどうしたらいいか、考えています。

最初の3年の間、自然を手本にする、という先生の言葉に従って、バスに乗って、山や樹や、そういうものを描いて、画塾に持って行って講評してもらうことをしていました。最近、うまく、スタートダッシュがかからないのが現実ですが、平行して、絵画技法や絵画史を知ることという課題を貰っていました。

読書するのに、乱読でもいいこと、ノートに取りながら読むこと、と決めて、数冊読んだあと、無駄かも知れないという数ヶ月のあとに「ゴッホの手紙」を読みました。

内容は、美しいということと、世間的に贅沢であるということが違うこと、対象を見て描くことは、美しさの細かな細部に到達することである、また、宗教的感情を絵画に持ち込むことが大切であること、でした。これまでのように、描いた作品を持って行くだけでは、足りないのかもしれないと、わかって来ました。

絵画は文化ですが、本物の絵画、というものが、存在する。これは、画塾の先生の話から、表面的に理解されていただけでしたが、果たして、そうであるということは、事実のようです。

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