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働き方が多様化している中で思うこと

いつしかの経済情報番組で、早期・希望退職や退職勧奨の特集が組まれていました。その番組を見ながら番組内のある部分でモヤモヤしてしまい、これは記事として書けそうだと思いつつ、価値観の押し付けなのかな?と思ったりして手がなかなか進まずにいました。
時間が経ちすぎてしまったので番組の内容などはうろ覚えな部分が多いですが、感じたことを書こうと思います。


その番組の前半は、最近企業が積極的に採用をしている「早期・希望退職」を利用して転職等をされた方々の特集で、自ら希望して退職されていることもあってか、とても前向きな方々が出てきているという印象でした。
以前は、30歳を超えると転職しにくくなると言われていましたが、今では40代50代でも転職がしやすくなったんだなと思いました。
良し悪しはあると思いますが、終身雇用が崩れてきている分、自分が活躍すべきステージの選択肢が増えたことはとても良いことだと思います。
私自身もたくさんの転職を経験し、職業の経験値が増えたことはメリットが占める割合が大きいので1つの仕事に固執しすぎなくていいと思っています。


「早期・希望退職」の特集のあとは、本人が望まない形での「退職勧奨」の特集でした。この番組とは別の番組になりますが、モグラさんとブタさんのぬいぐるみが色んなジャンルの話をする番組で「退職勧奨を伝える側」を経験した人の回を見たあとでしたので、「退職勧奨を伝えられた側」の話を聞けたのは個人的に良かったと思いました。


ただ、この退職勧奨された方の話を聞いているとものすごくモヤモヤしてきました。私自身が仕事に固執していないので、余計にモヤモヤしてしまったのかもしれません。


「退職勧奨」は良いものではありませんね。
あなたは会社に必要ないよ、と言われたようなものですから。
また、それぞれの細かい事情等も違いますから、素直に受け入れられないケースもあるでしょう。今回インタビューを受けていた方も、お子さんが学生でお金のかかる時期のため、仕事を辞められないからと退職勧奨を拒否しつづけた結果、解雇をされて現在「解雇無効」の提訴中とのことでした。


私がモヤモヤした点としては、提訴をしてまで残りたいほどご本人にとって魅力のある企業であることが伝わってこなかったんですね。
画面を通して伝わってきたのが”執着”だったので、仮に解雇無効で復職が出来たとしても以前の様に働けるのだろうか。逆に働きにくくならないのだろうか…そんなことを見ていて感じてしまったのです。


私自身ここ数年派遣社員として働き、7~8割が派遣社員という環境の中で働いてきましたが、契約更新されない人の働き方などを見るとそれなりの理由があると感じています。総合的に言うと、企業が必要とする働き方や行動等をしていないということですね。
企業は利益を生み出す人材に働いて欲しいでしょうから、退職勧奨が苦渋の決断だったとしてもやはり理由があってのことでしょう。


今、私は有期雇用なので3ヶ月に1度、契約更新されるのだろうかという不安が必ずやってきます。私に与えられたミッション(ノルマ)がありますから、それをクリア出来なかったら「更新しない」と言われてもおかしくないと思っていますし、ミッションをクリア出来るように行動しなければならないと思っています。
理由なしに「退職勧奨」や「契約更新をしない」というのはありえないということですね。


ただ今は働き方が多様化しています。
定年まで同じ企業で働き続けられる保証もありませんし、定年まで同じ企業で働き続ける必要もありません。
自分の本領が発揮できるステージで働くという選択肢がたくさんある訳です。働き方が多様化しているからこそ、1つの企業に執着することなく視野を広く持った方が良いのかもしれないと番組を見ながら改めて思いました。


個人的な意見ですが、私がもし「退職勧奨」を受けたなら同業他社か競合他社に転職をして退職勧奨させたことを後悔させるくらいの働き方をするだろうな。ケースバイケースですけど、自分を必要としていない相手と争う時間は違うことに費やしたい。そう思いました。

本当は、早期・希望退職や退職勧奨がされないような経済情勢になるのがベストなんでしょうけどね。

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