📻毎日と日記と服と洗濯とラジオのこと

2023年8月31日 09:18

📖３年日記とわたし

３年日記をつけ始めてから、物事全てがとっても面白くなった。今までも日記はつけていたけれど、１年区切りだったので、読み返すことがあまりなかったのだと思う。（それはそれで良いのだけれど。）

去年の何月何日からこの作家さんが好きで、この本を買って、こういうふうに思考が深まって、１年前の自分の愚かさや一生懸命さが伝わってきて、端的にいうと「自分は人間としてこうやって1日1日生きているんだな」というのが手に取るように分かってきた。

日記を書かないと眠れなくって、深夜「激ねむ」と戦いながら日記を書いている自分の姿は、どうかとおもう。たまに夢の中でも日記を書いている。

眠りの1秒前まで日記を書きたい。私にとって日々を記録をすることは「快楽」の部類に入る。とてもとても気持ちがいいものだ。

朝になると昨日の自分がいなくなってしまう。その透明な昨日が勿体なくって、不透明なものにしたくて、毎夜日記を書く。その日の自分が考えたことは、ささやかな事でも宝物のようなことで、それを積み上げていく事だけが小さな灯りとなっている。

先日、本屋から出たら雨が降っていた。
空に手をかざし「雨だな」というジェスチャーをしたら20歳くらいの女の子が「傘、入りますか？」と声をかけてくれて、なんともかわいい柄の傘に入れてくれた。
10メートル先の屋根があるところまで相合傘をしてくれて、ニコニコ話しながら歩いた。「ありがとうございます〜！」と手を振りながら別れて彼女の背中に「幸せあれ」と願った。このエピソードを語ろうとした時に、この幸福をなんという言葉で表せばいいだろうか、と考えた。「親切」「博愛」「フレンドリー」日記を書きながら寝落ちして、優しい言葉が並んでいた。

また、ある冬の日はホームレスさんに缶コーヒーを渡しているスーツの男性を見かけた。
自動販売機に1,000円を入れて缶コーヒーを買って、ぎゅっと手を握って缶コーヒーとお釣りを渡していた。しっかり目を見て「お体に気をつけて」というようなことを言っていた。その光景がとても印象的で彼らにも「幸あれ」と思った。
日記には「かっこいい」「慈しみ深い」など書いてあったけれど、どんな言葉でも表せない気持ちだった。でも日記に書いたことでなんとなく「キュっ」とした温かな気持ちを思い出せる。そんな日のことが書いてあった。

またある日は、人の小銭をよく拾う日だった。
スーパーで銀行でコンビニで。目の前の人の財布からブワッとお金が溢れていった。計3回の小銭拾いで「コインの軌道」を完璧に目で追えるようになった。「まだ100円落ちていますよ」と追いかけて落とし主に渡した。なんだったのだろう、あれは。日記には「不思議な日だった」「コイン拾いは動体視力を鍛えるのに最適」などと書いてあった。

3年日記を続けて「日常って面白いな」と感じているし、何にも起こらなかった日は映画とか見てバランスを取ろうとしているし、なんとなく「充実しているな」という気持ちになっている。書いていてよかったなと思う。

👗服は思考実験

「毎日服について考え続けること」でしか自分のファッションは分からない。
私は訳あって（ただやりたいからですが）毎日同じ服を着ているけれど、毎日同じ感想は出てこない。黒い服が「大好き」な99日間もあれば、黒い服が「重たいかな」と思う1日もある。その1日があると、「ということは99日の気持ちは本物なんだな」と確信に変わる。惰性でとらえず、毎日ちゃんと感じて考えていることが分かるので、その1日の違和感は貴重だ。気持ちの「ゆらぎ」を含めて日々のファッションは完成する。毎日の服装は思考の実験で、私は自分の気持ちを確かめるためにファッションを活用している。

📻洗濯とラジオ

毎晩、洗濯をしている。洗濯物を干すときにちょっと「面倒だな」「眠いな」と思うけれど、15分ほどのWEBラジオを聴きながら作業することで、幸せな15分に変わる。
ラジオをかけながら部屋の掃除をしたりすることもある。床を拭いたり、玄関を掃除したり、食器を洗ったり、気がつくとニコニコしながらやっている。ハッと「いい言葉だな」と思ったことは、家事を中断してすぐに日記に書いている。発信してくれることって、なんてありがたいのだろう。人の声や人の考えが愛おしい。ラジオって本当に尊いなぁと日々思っている。

📕noteの日記とラジオの関係

そんな風にWEBラジオが好きなので自分でも作りたいと思った。（パタリーのりえさんとスキップスキップレディオというのをやっています✌️）昨年の9月2日に初めてラジオを収録したらしい。これも私の３年日記に書いてあった。

新しいことにチャレンジする時、うまくできるのか怖すぎて「恐怖を和らげるために」この日記noteをはじめてみた。今となってはちょっとしたメモのような、ちょっとした回覧板のように使っていますが、この日記がなかったら「動画」とか「イベント」とかも始められなかったと思うので「やっててよかった〜〜〜」と思っている。アナログでもWEBでも日記は私の伴奏者となり一緒に走ってくれる。もし失敗したり、何かの事情でできなくなったりしても、日記が見ていてくれるから何も無駄にはならなかったなと思う。

３年日記と服とラジオと日記note。
最近はこれらが混じり合って人間活動が行われている感じがする。

日々の行動や、感じたことは、ペンで紙に書く文字となり、声で話す言葉となり、キーボードで打つ文章になる。

もそもそとモグラの巣穴で綴られたことは、電波にのってみんなのスマートフォンに届き、私のiPhoneもまた、みんなの声で豊かに照らされている。
インプットとアウトプットの面白い実験の毎日です。

〜おしまい〜

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