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【合格体験記】FE(Fundamentals of Engineering Exam - Electrical & Computer)を米国で受験 [2023年 上半期]

関連記事:受験申し込み・受験準備について

日本の技術士一次試験に相当する米国FEについて、
2023年の上半期に米国にて受験し、無事に合格いたしました。
受験当日や合格発表方法、推定合格ラインなどの情報を含め、
得られた気づきをメモします。

【受験した資格】
おさらいですが、今回受験したのは、
Fundamental Engineering(FE)のうち、
Electrical & Computer(電子・情報工学)の分野になります。

CBT形式でコンピュータと合計6時間近くにらめっこすることになります。
選択科目によりますが、概ね合格率は受験生の6割とのことです。

【電子・情報工学の出題範囲】
数学から材料工学といった基礎的な理数系の知識に加え、
電気回路や制御システムといった電気系の知識、
ネットワークやセキュリティといった情報系の知識、
技術者倫理や法律、簿記関係の知識まで問われます。

これらすべてが英語で出題され、
ポンド・ヤード法で単位表記されることもあるので、
やや日本人には最初はとっつきにくく感じることが多かったです。

ただ、大学初頭レベルの数学や、
得意な分野の問題(ラプラス変換・Z変換などは慣れれば簡単)を
確実にとっていけば合格はグッと近づくと思います。

【受験当日の様子】
当日は5時間20分のテスト、40分の休憩で合計6時間となります。
休憩のタイミングは、テストの約半分が終わったタイミングで、
強制的に休憩に入る感じでした。

休憩に入る前のテストは、休憩後は閲覧することができず、
当然修正もできなくなります。

自分の場合は、前半に数学や倫理・簿記などが出題され、
比較的簡単な印象を受けて、余裕をもって休憩に入りました。
ただ後半戦、急激に問題が難しくなり、急に焦ったのを覚えています。

後半戦は、送配電システムや制御システム、半導体回路などが出題され、
はるか昔に電験3種の受験などのために勉強した知識が必要なものでした。
自分が使っていた参考書(関連記事を参照)には出題されていないものばかりでした。

それでもなんとか食らいつき、制限時間いっぱいまで問題を解ききりました。
時間は、正直言って足りなかったです。全て解答は終わったものの、見直しは半分くらいまでしかできませんでした。
前半戦でかなり余裕があって早めに終えたのに、後半戦で時間も精神的余裕も消耗した感じです。

【合格発表・推定合格ライン】
受験から約6日後(3営業日後)に、メールで通知がありました。
メールにはResultが出たとだけ表示されていたので、リンク先を開くまで結果がわからないのが緊張感を煽ってきます。

結果は「Pass」とだけ表示されており、
得点分布などの情報はありませんでした。かなり味気ないです。

その後、オープンバッジの登録手続きを終えて、
晴れてFEとして名乗れるようになります。

推定合格ラインですが、

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