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火事になってから火を消しては遅い

■問題は解決し、課題は達成する

問題は、基準よりも下回った異常
問題を解決しても向上はしない

課題は基準よりも高い目標への弊害
課題は達成する必要があり、
そのために問題は解決されている状態
であることが理想

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火事になってから火を消しては遅い

問題を解決すること【処置】と課題を達成する【対策】は大きく違います。

例えば火災が起きたときに
➡火を消す➡︎また火災が起きたら➡火を消す
➡︎また火災が起きたら?➡また火を消す

この場合、火災は問題となり、火を消すことは【処置】となります。

火を消すことは緊急性が高く、大変なことなので、火が消えると大きな満足感や達成感を得られます。


さもすると「前よりも早く火を消せるようになって成長したな〜」と行動自体にやりがいを持つかもしれません。

しかしこれが火災を無くすことがゴールだとしたら、火を消すことが、正しい行動となるでしょうか?

一番良いのは火事がそもそも起きない環境にするにはどうすれば良いか?
という課題を設定することです。


そしてこの課題を達成することが【対策】になります。


課題を達成するための行動は緊急性が低く火を消すより地味な行動です。

火の用心!という防災活動するより消火活動を行う消防士の方が
ヒーロになれるからです。

しかし問題が出てそれを解決しているうちはマイナスをゼロに戻しているだけです。

緊急性は、低くとも火災を発生させないことは、火を消すよりも重要性の
高いことのはずです。

さてみなさんが今一生懸命取り組んでいることは、問題解決でしょうか?
課題達成でしょうか?

問題解決が決して悪いわけではありません。

しかし課題を達成していかなけば、いつまでも火が起きて消すを
繰り返すことになります。

行動することも重要ですが、その行動が処置しているのか?対策しているか?それは、行動の前の考え方で大きく変わるのです。



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