自分を貫くコスパの悪さ
自分を貫くコスパの悪さ
他人の目を気にするな。自分軸で生きろ。これらは、自由に生きるために重要だとされません。しかし、自分を貫くことは、大変な労力がいることを私たちは体験として知っています。
幼少期であれば、わがままであるよりも親に従う方が褒められます。
学生時代では、良好な友人関係を保つために自分の感情を押さえつけます。
社会に出れば、上司が考える理想の部下になった方が評価されます。
つまり他人の目を気にして生きることは処世術として有効なのです。
だからといって自分を貫く生き方を否定する必要はありません。自分の意見を言わず相手に自分を理解してもらうことは難しいからです。
ただし、自分の意見を貫けば、その後に反論があり衝突する可能性は高くなるでしょう。その衝突が嫌なので他人に合わせることで争いを回避してきたのです。
忘れてはいけないのは、自分を貫くことも、他人に合わせることも、一つの戦略であるということです。物事がうまくいけば良いのであって、自分を貫くことが良いわけでも他人を気にすることが悪いわけでもありません。
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