これからの社会で求められる情報処理能力とは

みなさん情報処理能力と聞いたらどんなイメージをするでしょうか。
「インプットして整理してアウトプットする力」ぐらいの言葉に落ち着くのではないでしょうか。

ここで問いたいのはインプットってそもそも何?整理する力ってどうしたらつくの?ということです。

あくまで上記の定義が正しいことを前提に話を進めていきます。
まずインプットする力ですが最近のパワーワードで言う「解像度を上げること」だと思います。自分自身の考え方の視座(視点)を調整してより高いところ(場合により低いところ)から物事を観察すること、だと思います。

毎日起きている社会の様々な問題や学校や会社で出会う問題に対してどのように自分は感じるか、他人が見たらどう思うか、場合によっては高齢者や幼児が見た時にどう感じるかを注意深く観察し自分自身の考えに取り入れることです。それと同時にその情報を取り入れるべきかどうかを選別することも大切です。

生きていると様々な課題に直面します。その都度全てにおいて考えていたらキリがないくらいです。例えば医療に関して多くの人はプロではありません。だから医療のことは専門家に任せよう。それが最適な答えを導き出すだろうと考える。それは既に思考停止です。

プロだから正しい答えが出せるわけでも素人だから間違った答えを出すともいい切れません。一人ひとりが常に考え続けることでしか答えは出せません。問題を見つけた時に自分自身の中でなにか引っかかるものがあれば必ずなぜ気になったのかを最低でも忘れないようにメモしておいてください。

メモの仕方は自由です。紙でもスマホでも何でも構いません。後から見直した時にある程度内容を思い出せる最低限の丁寧さで瞬発力を使って忘れないうちにメモします。そうでないと5分後に思い出すことは困難です。

そうしてまずはインプットをしたら次に情報を整理してみましょう。
なぜ心に引っかかったのか、どうしたらより良くなりそうなのか、似たような事例はないか、気になった事実について徹底的に調べてしっかり考えてみましょう。ネット上で見かける悪質な投稿をする人の中にはある人の発言に対して考えもなしに批判し場合によっては誹謗中傷をやデマを流すことさえあります。

ですが、例えば相手に対してなぜムカつくと思ったのか、どうしたらいいと思ったか、自分だったらどうするか、どうしてこうなったのかなど考えることはいくらでもあります。ただ単に短絡的に発言するのは賢い人の行いではありません。

この情報を整理する、しっかり考える。ここが抜け落ちている人が非常に多くこれは情報化社会の弊害でもあります。調べればすぐに説明したサイトがインターネット上に出てきてみんな無批判にそうかと受け入れる。

もちろん検索して一番に出てくる情報は有益な情報である可能性は高いものの絶対に正しいかどうかは分かりませんし、あなたにとって有益かどうかは保証されません。このnoteだって一緒です。すべて無批判に受け入れるのではなく同意する箇所は無視してください。でもその時にどうして同意すると思ったのかは大切にしてください。それがあなた自身の考えです。

情報が溢れる社会で何が正しい情報か、自分にとって有益な情報かを見極める目は極めて重要です。これに関してはおそらくAIが発達しても100%の答えは出せないと思います。何故ならあくまで自分は自分であって統計学的に処理されるロボットのような自分ではないからです。

他の誰でもない自分になるために考えるのをやめないでください。

最後にアウトプットです。これは自分自身の中にある考えを形にしてください。誰かに話すでもこうしてnoteに残すのでもメモにするでも何でもいいです。自分の中の考えを形にしてください。これはTwitterでもいいと思います。短くまとめられるほうがより良いと思います。短ければ短いほど自分自身の本質に近づいていると思います。少ない言葉で自分の考えを伝えられる様になることがアウトプットの目的です。

私自身がこうしてnoteに残すのもアウトプットのためです。
自分自身の考えを形に残し後から見直し自分の考えを修正するためです。
賛否両論あることは悪いことではなく、自分自身の考え方をより本質的な考えに発展させてくれます。

いろんな人の考え方に触れてより本質的な考え方をしていくためにこのnoteが役立てば嬉しいです。

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