26. シャッターを切る音。

光に群がる虫に、存在価値なんかとても見出せないけど、生きる上で確固たる目的を持っているという面では、僕より遥か高尚な存在かもしれない。


修学旅行の布団の中で、好きな女の子について論じ合うという営みは、思春期の日本男児にとって、藤川球児の火の玉ストレートよりもどストライクな活動であることは、大いに認めようと思う。だけど、ある程度物心ついてからそういうことすんの、キツくね?


これはそもそも僕の可能な限り自己を開示しないという考えに基づいているのかもしれないけれど、なんか、第三者に対して、「誰かのことが好き」って言うの、「好き」を消費しちゃってる感じがして、なんか嫌だな。別に僕の恋愛観を話したいわけじゃなくって、誰かに対する尊敬の念とか、感謝とか、別に大っぴらにするのもいいんだけど、自分の中に留めておきたいって思わないかな?


この前、誰かにお前の文章は読みづらすぎるって言われたわ。やったね。僕と関わっておいて、一筋縄でいくとは思うなよ。


ピーター・シュテフ・デュ・トーイ


トイザらスに、栄光あれ。

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