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妥協せぬ美学~ゴッタン奏者「南部式」のライブから~

御無沙汰してます。みなさん!永田洋一です。
信頼できる上司,t坊と一緒に「南部式」のライブに行ってきました。その感動をシェアしたくて,今回はその素晴らしい体験についてお話しします。

「南部式」とは,ゴッタン奏者の寺原仁太(てらばるじんた)さんと和太鼓奏者タカロッティさんによるプロジェクトチームで,鹿児島県姶良市の旧山田村で活動しているグループです。2020年8月23日には1stアルバム『日本のうた』をリリースしており,その独自の音楽性が私たちを圧倒しました。

仁太さんの演奏するゴッタンは,九州南部の民俗楽器である板三味線の一種。その歴史や用途には興味深いエピソードがたくさんあります。大工さんが家主にプレゼントしたり,隠れ念仏の際に使用されたりしたというエピソードが,その神秘的な響きに一層深みを与えています。

ライブでは仁太さんの講釈師にも似た口上が披露され,歴史や愛に対する深い洞察が感じられました。「国の始まりは大和の国,どろぼうの始まりが石川五右衛門ならフウテンの始まりは車虎次郎。愛することだけ考えて,それでも誰かを傷つける。そんなあなたが大好きだ。そんな友達がほしかった……。」こんな言葉の数々にまさに心が打たれました。

ライブは一瞬たりとも目を離せないほど引き込まれ,「パンクロック音頭」「そいそそそい」など,重みと深みのある曲が後から後から,次々と演奏されました。90分間のステージは,あっという間に過ぎ去りました。

とりわけスノー(Snow)の「Informer」をモチーフにした曲と共に,総立ちのお客様方と踊った盆踊り。真冬に踊る盆踊りでしたが,かなり熱いものでした!

仁太さんは数年前に脳梗塞を患いながらも半身不随から生還し,来年には台湾ツアーに旅立つんだというエピソードも明かされ,その溢れんばかりの生命力に感動しました。

彼らの神々しさ,妥協しない姿勢,そして謙虚さに触れながら,自分の生き方を振り返りました。僕にできることはライブではなくてただのライフだけど,「南部式」さんのようなひたむきさ,熱い心を大切にしていきたいと思いました。

この素晴らしい経験をさせてくださった上司に対しても感謝し,これからも「南部式」の音楽から学んだように,妥協せぬ美学。そういったものをちょっとだけ真似できればと思います。あいがとうさげもした「南部式」のメンバー!これからもきばいやんせお!

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