見出し画像

ボーイングの流儀(ヴァイオリン族のVnとVa)


ヴァイオリンとヴィオラは、
左手を こう
左腕を ひねって…

右手は弓を…
手というか腕と肩を…
右の使い方には流儀(流派)があって?ん?

ネットで調べてみると、いろんな話、いろんな先生が
いろんなこと書いてる。
「こうしなきゃだめ」的なものも多いけど、違和感あり。
「演奏のケースバイケースで」って使い分けを勧められているものは
なるほど感あり。

フランス式、ベルギー式、ロシア式、
そしてドイツ式。
「フランス ベルギー式」「ロシア式」は有名?
「ドイツ式」もあるんだ〜!
(調べていくうちに流儀/流派の名前は、あまり重要でなさそう)
厳密な定義があるわけでもなさそうで、
各々の指導的立場の演奏者が、各々解釈していらっしゃる様です。

出典不明右のURLから;https://yuriviolin.net/201411601.html

前から注目しているのは手首の角度と手の甲の捻り(向き)です。
弓元で
・フランス式は手首が曲がり気味
・ロシア式は手首が折れてない
同時に肘(腕)の高さは、🇫🇷低い、🇷🇺高い。

音量を出しやすいのは肘が高い方で、
腕の重さを弦に載せる。結構難しい。
弓の返しで”ガリッ”たり、弓先で重さが抜けたり。
アタック(音の立ち上がり)も早い。

「音が小さい!もっと大きく歌って!」という時は
肘が低いこと多し。

☆彡

アタックを弱く、柔らかい立ち上がりにしたいときは
手首や指を柔らかく。力が抜けるように。
とはいえ適度にということですよね。
ここが物議の元です。
・指を伸ばすと、力を入れやすい? ロシア式
・指を丸め(卵を握る形)だと、柔らかく動かせる? フランス式
そうかな〜?逆の様な気がする。
・指を伸ばすと、力は入りにくい。
・指を丸めると、弓をしっかり掴める。
   →人差し指と親指で弓に圧力をかけることもできる。
    時々、右手人差し指を立てて遊ばせている人がいます。

☆彡
手首の曲がり具合に話を戻すと、
・指を伸ばして弓を掴むと、手首は曲がる方が自然。
ということになろうかと。

ここまで調べながら書いて、重要な情報が見つかりました。
『手首を曲げすぎると腱鞘炎など故障につながるので注意!』
そうそう、我が師匠は腱鞘炎でボーイング改造をせざるを得ず。
レッスンで毎度厳しく指導されます。
「曲げなくていいなら手首は曲げない!」

◆ドイツ式ってのもある
よくわかりませんでした。ベルリンフィルのみなさんはドイツ式?
そんなことはないですよね〜。

☆彡
まとめちゃいます。
・右手右腕は欲しい音に合ったフォームや使い方をしましょう。
・右手首は曲げすぎると故障して弾けなくなるから、鏡でチェック。
・音が小さいと言われたら、肘を高くしよう。
・音が硬いと言われたら、指を伸ばしてみよう(リラックスという意味)。

おまけ;
 楽団のお仲間とアンサンブルやって動画撮ってみた。
 同門の人とはフォームがそっくりになってた。
 日本はスズキメソッドが主流。よく見る手首曲がり癖はそのせいか?
 →体格も欧州並みになってきてるから日本人向けの意味はないよね。
 弓元で手首が曲がっている奏者は少なくなっている様なきがします。

=====
ここまでお読みくださりありがとうございました。
レートスターターは頭も使うべし?
練習練習!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?