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愛知杯(GⅢ)、京成杯(GⅢ)、日経新春杯(GⅡ)の分析と傾向



あおい
「前回の転がし~すごかったね。あざ~っす。彼氏も同じ馬券を買っていたから、二人で125000円の儲けだよ。二人で4000円足らずの馬券を買って125000円になるんだからね。それでね、二人で豪華な新年会だったわ」

馬五郎
「それはよかったね。新入りのチビもびっくりしていたよな」

ちび
「うん、本当にびっくりしたわ。本当にスタッフになってよかったよ。こんなに簡単に儲けることができるなんてね。私は500円で転がして3万円になった」

馬五郎
「簡単ではないな。これまで培ってきた努力とノウハウの結果だと思うぞ。でも。勘違いしては困るよ。【このレースはこの馬】を買ったからっていって、すぐに儲けることなんてできないし、はずれることもある」

あおい
「そんなことはわかっているよ。でも、昨年から転がりっぱなしだよね。【このレースはこの馬】は、私にとって、神だよ。で、次回のオープンレースの分析と傾向をお願いします」

馬五郎
「いきなりやな。今日は気分がいいな。それじゃ恒例となったオープン戦の分析と傾向を解説するで。愛知杯(GⅢ)、京成杯(GⅢ)、日経新春杯(GⅡ)の解説やで」

「まずは、

愛知杯(GⅢ)

今年は小倉で行われる牝馬限定のハンデ重賞やね。
2016年から1月の中京開催でやるようになったんやけど、なんや開催日程の変更とかで今年もまた小倉競馬場でやることになった。で、2020年ではなんと、トップハンデの9番人気デンコウアンジュが優勝して、3着にも11番人気のレイホーロマンスが入り、波乱の結果になったわけや。で、今回は2016年以降の過去8年の結果から、好走馬の共通点を見つけていくで。

まず、前走5着以内の馬がめっちゃ大事やね。過去8年の3着以内の馬、延べ24頭中15頭は前走が5着以内やったし、好走率も6着から9着と10着以下の2つのグループを抜いてるんや。だから、前走で5着以内に入ってた馬を中心に予想組み立てなあかんで。

次に、前走の距離がポイントやね。過去8年の3着以内馬、延べ24頭中18頭は前走が2000メートル以上やったわ。その中で、前年秋の牝馬限定GⅠ(秋華賞・エリザベス女王杯)から臨んで3着以内に入ったのは計7頭。残る11頭は他のレースからの臨戦馬やったね。2000メートル以上の組では、前走の格やクラスはあんまり関係なさそうや。ただし、前走が1800メートル以下やった馬は苦戦傾向があって、3着内の確率は3.3%やから注意が必要やで。

最後に、5歳馬がちょっと有利やね。過去8年の出走馬、4歳馬が30頭、5歳馬が47頭、6歳馬が41頭、7歳以上馬が12頭や。4歳から6歳の馬が大半やね。これらを比較すると、3着以内の数や好走率ともに5歳馬が最も高くて、それに続いて4歳馬がきて、6歳馬はちょっと劣勢やね。

次は、

京成杯(GⅢ)

3歳最初の中距離重賞やね。
このレースはクラシック第一冠の皐月賞と同じ場所で戦われるね。昨年の優勝馬ソールオリエンスはデビュー2連勝でこのレースを制して、その後皐月賞も制し、3戦無敗でクラシックホースになったんや。昨年は2着に最低人気のオメガリッチマンが入り、2022年には3番人気以内の馬が揃って4着以下に敗退。波乱の結果が続いてる戦いを攻略すべく、過去10年の結果を分析していくで。

ますは、前走で新馬勝ちしてた馬に注目やね。過去10年の前走別成績見ると、GⅠ組は2勝あるものの、GⅡ・GⅢ組は優勝例がないわ。注目すべきは、ここ5年で4勝を挙げた新馬組。特に、東京または中山の新馬戦を制してから臨んだ馬が、過去5年で勝率57.1%をマークしていて、こんな馬がいたら高く評価するとええで。

次に、初勝利は2戦目までに挙げることが大事やね。新馬戦以外から臨んで優勝した6頭中5頭はデビュー戦で優勝してた。残る1頭のジェネラーレウーノ(2018年)はデビュー2戦目の未勝利戦で優勝してたね。初勝利を挙げるまでに3戦以上かかった馬は優勝例がなく、3着内率も12.5%で低いんや。やっぱりデビュー2戦目までに初勝利を挙げた馬を狙うとええで。

最後に、6着以下を経験してる馬は割り引くといいで。過去10年の3着以内馬30頭のうち、26頭は6着以下に負けたことがない馬やったね。6着以下を経験した馬も2勝あるけど、どちらも6着以下に敗れたのはGⅠだけやった。GⅠ以外で6着以下に敗れた馬は、3着内率は2.1%。該当する馬は割り引いた方がいいと思うで。

最後に

日経新春杯(GⅡ)

大舞台を見据えた実績馬と新興勢力が激突するハンデキャップレースやで。
近年の勝ち馬のうち、2023年のヴェルトライゼンデは前年のジャパンカップで3着、2022年のヨーホーレイクは2020年のホープフルSで3着の実績がある馬やったね。それに、2019年のグローリーヴェイズは同年末の香港ヴァーズで、2017年のミッキーロケットは翌年の宝塚記念で初のGⅠ制覇を果たしているんや。国内外のGⅠと密接なつながりがある注目の一戦やね。今回は、中京の芝2200メートルで行われた2021年から2023年を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析するで。

ますは、キャリアが「21戦以内」の馬が中心やね。過去10年の3着以内馬30頭中25頭は、通算出走数が21戦以内やった。22戦以上だった馬は3着内率7.1%で苦戦。キャリア22戦以上の馬はちょっと危険やから、過信は禁物やで。

次に、大敗直後の馬は注意が必要やね。過去10年の3着以内馬30頭中28頭は、前走の着順が8着以内やった。9着以下だった馬は3着内の確率は3.6%で苦戦。前回のレースで大きく負けた馬は、割り引いた方がいいやろ。

また、前年以降の戦績が重要やね。過去10年の3着以内馬30頭中29頭は、前年以降の4大場(中京で行われた年は中京も含む)のレースにおいて2着以内に入った経験がある馬やった。この経験がなかった馬は3着内の確率は2.3%で苦戦してる。今年は京都で開催されるから、前年以降にローカル場でしか2着以内に入っていない馬は要注意やで。

最後に、前走の距離と馬体重に注目やね。過去7年の3着以内馬21頭中17頭は、前走の距離が2000メートル超だった。2000メートル以下だった馬は3着内の確率は9.5%で苦戦している。ただし、前走の距離が2000メートル以下で3着以内に入った4頭のうち3頭は、馬体重が500キログラム以上だった。前走が2000メートル以下で、かつ馬体重がそれほど大柄でもない馬は疑ってかかるべきやろう。

こんな感じやな」

あおい
「いつもすごいね。オープン戦の予想も高配当を予想してるしね」

馬五郎
「それを言うか~。シンザン記念やろ。あのレースを推奨していたのが5頭で、ライブで4頭まで絞ったんやけど、ワイド4頭ボックスにしたら6点買いになるから、やめたんや。ひろゆきやったら挑戦したやろうな」

あおい
「残念だったけれど、転がって儲けたからいいのよ」

馬五郎
「そやな!これからもなんぼでもレースあるからな」