工事現場を見ながら、川と海と精子と卵子へ思いを馳せる。
男達が働いている。ヘルメットを被り、腰にたくさんの道具をぶら下げている。重たそうな鉄骨や大きな木の板をいくつも抱えて運んでいる。なぜそれをそこからあそこへ運ぶ理由があるのか、私には皆目見当がつかない。
アルバイト先から見えるビルの外壁工事の作業風景だ。大きな建物にぐるっと足場を組んでいる様子を観察しているが、スケールがでか過ぎて私には彼らのひとつひとつの作業が全く理解できない。
個人的な感覚として、すごく男性的な部分を使う仕事だよなぁと思っている。
大きな物事を成し遂