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たまには好きな「ことわざ」でも語ろうと思う

井の中の蛙 大海を知らず

このことわざが好き。

井の中の蛙 大海を知らず
「小さな井戸の中にいる蛙は、大きな海などの井戸の外にある世界のことを知らない」と言う意味から、自分の狭い知識にとらわれてしまい、物事の大局的な判断ができないこと。

下記リンク先より引用

あまり、いい意味じゃないことは説明不要でキミもよく知るところだろう。

でも、このことわざに続きがあることは知っているだろうか?

されど空の深さ(青さ)を知る

すてきな文。井の中の蛙大海を知らず。されど空の青さを知る。なーんて。

ちなみに、この続きは、後代になってから勝手に誰かが足したらしい。語源となった荘子の「秋水篇」にはないのだとか。

そこで思った。井の中の蛙大海を知らず、を好きな人はきっと私だけじゃない。ネガティブな意味を、井の中の蛙があまりに好きすぎて、ポジティブに変えてやろうと思ったやつが、きっと歴史の中にいたんだ。そしてそれに共感した人が語りを繰り返す。いつしか、「井の中の蛙大海を知らず…これには続きがあってだね…」と得意げに語る井の中の蛙好きが増えていった。そしていま現に私もキミに語ってるってわけよ。

え?「井の中の蛙大海を知らず」に続きがあることは知ってたって?

そうでしょうよ。これは意外にも有名なお話だから、これから住職になるキミが知っていたっておかしい話じゃない。

ただ、ちょっとまって。今日noteに書きたかったことは、このことわざに続きがあるんだぜって得意げに語ることじゃない。続きをつくらずとも、井の中の蛙大海を知らずをポジティブに捉えることができるんじゃないの?どーなの?って井の中の蛙大好き人間の私がここにいるよって話よ。そしてそれは実は、正光寺の活動にも繋がっている気がしてやまないんだよ。

一緒に想像してみよう。想像の世界はいい。自由。そして無料。

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23歳のある日、私は住職になりました。突然のことでした。それからはや7年。何を考え、何を目指し、何を成して、何を失敗し、どこへ向かうのか。…

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