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♯140 山本由伸初登板!

メジャーリーグの韓国遠征が終了。

そして注目のドジャース対パドレスの2戦目に
山本由伸が先発のマウンドに上がりました。
結果は1イニング5失点でノックアウトデビュー。

日本での山本のピッチングを
すべて見ている訳ではありませんが
これだけ悪い山本の投球は初めて見ました。

まず球筋がバラバラで彼独特の糸を引くようなストレートが
キャッチャーミットに吸い込まれて行くボールがありません。
また変化球の切れもまるで無く“何処へ行くのかは
ボールに聞いてくれ”と言った感じの投球です。

ボール先行の投球のため止むを得ずストライクを取りに行くと
痛打されるという典型的な悪循環で
普通の投手なら良く見られるパターンですが
山本に限っては滅多にそんな事は無いので意外な印象でした。

まあ長いシーズンでのたった1試合の事なので
気にする必要はないものの
オープン戦からずっと調子が上がっておらず
早く本来の調子を取り戻して貰いたい。

山本投手が渡米する前の論調は
殆どの評論家諸氏が“2けたは勝てるだろう”と
予想していただけに初戦の乱調は少々気になりますね。

で衛星画像を見ていてちょっと思った事は
マウンドの感触が合わなかったのではという事です。
どうもマウンドの土がカチカチで
しっくり来なかったのではないか?

ピッチャーをやった方はお分かりの様に
投手はマウンドに上がるとまずプレートの前部分の
土の掘れ具合を調整します。

初戦のダルビッシュがマウンドに上がった時
かなりの時間をかけてスパイクでほじくり返していました。
これに対して山本の場合殆ど触る事無く
あるがままの状態で試合に突入。

このプレート前の土の掘れ具合というのは
投手によって全部異なり左投手や右投手の違いなどもあって
自分の形と他の投手の形が全く同じというケースは殆どありません。

従って先発をする場合投手によっては
後攻を好む人がそれなりの数いて
何故なら最初にまっさらなマウンドに上がれるので
自分の投げやすい好きな形に作れるからです。

ピッチャーは繊細な面がありそれは試合中一番運動量が多い事から
ちょっとした事でも気になって力を発揮できない場合があります。
例えばボール一つとっても微妙に変形していたり
糸が不ぞろいになっているケースも結構ある。

またメジャーで良く言われるのはボールが滑りやすい事。
ボールがつるつるしていると指がしっかりかからないので
特に変化球を投じる時などは難儀します。
つまりピッチャーは繊細な人種であると言う事。

最後に球団のトトカルチョ問題が
山本投手に影響しない事を祈ります、、

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