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♯146 〒ディレイ

郵便配達の業務が逼迫しています。

金曜日の午前中に大阪から千葉まで普通郵便をお願いしたら
郵便局から“着くのは来週の火曜日になります”と言われ
“それでは困る”と言う話でもないので
“まあ早い方が良いですが”という事で取り敢えず納得。

で何故このような状況になっているかと言いますと
これは郵便局の問題では無くどちらかというと
物流における労務問題が影響しています。

日本郵便はこの4月1日からサービスを見直し
ゆうパックやレターパックなどの
速達郵便物のお届け日数が延びる事と
配達希望時間帯“20~21時が廃止される事を発表しました。

これに伴い普通郵便も少なからず影響を受け
土)日)に仕事を休むのは仕方が無いとして
金曜日に出した郵便物が火曜日着と言うのは
少々時間がかかりすぎると思うのですがいかがでしょう?

周知の通りこの4月からトラックドライバーの
時間外労働時間における上限規制に関して法令改正が行われ
具体的には時間外労働が年間960時間までと制限されました。

これを月で割りますと月に約80時間の時間外となり
過労死ラインが疑われる時間外労働は
数カ月連続で80時間以上とされているので
企業側もここを守らないと法令違反になります。

よって一人の労働量が減る訳ですからそれを補填するには
全体の仕事量を減らすか人員を増やすかの二つに一つ。
これは企業にとって深刻な問題でトラックに限らず
バスやタクシー業界もドライバー不足で往生しています。

でこれらの“働き方改革の推進”は
物流業界の問題だけにとどまらず
他の場面でも市民生活をまともに直撃する事から
広く一般市民にも大きな影響が出ると予想されます。

とりわけ昨今は通販関連の物量が飛躍的に伸びて
取扱量も圧倒的に増えているので
それらの運搬業務にも今後大きな遅延が出るでしょう。

それら諸々の状況が影響しているのか
外国人労働者を今後大量に受け入れるとか
ライドシェアの導入とか何となく本末転倒な議論が交わされ
何か日本社会が壊れて行くような気がするのは私だけ?

この国の形をもう一度
まともな姿に戻さなくてはと思う今日この頃であります、、

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