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♯14 甲子園の大阪出身選手たち

高校野球は1回戦が終わって大体一巡しました。

で本日12日は大阪第2代表、第3代表の学校が続々登場。
高校野球は予選の段階ではベンチに20人に入れますが
甲子園の本大会では18人しか入れないので2人落とされる。
従ってこの時が監督にとって夜も寝られない苦しい瞬間です。

そんな中毎年の事ですが大阪出身の選手が多く出場するので
週刊朝日の20人データを参考に今大会で大阪出身の選手が
どのくらいいるのか調べてみました。
実際は18人のベンチ入りなのでもう少し少ないとは思いますが。

第一試合に勝った大分県の明豊高校は6人が大阪出身。
第二試合青森県の八戸学院光星高校も6人が大阪出身。
第三試合山形の鶴岡東は8人。滋賀の近江高校は7人。
第四試合奈良の天理高校は9人が大阪の出身でした。

私はいわゆる“野球留学”については肯定的な立場で
それは東大に入りたいために灘高へ行くのと同じ理屈。
矢張りあの監督のもとに行って野球をしたいとか
ユニフォームに憧れてという少年は全国に沢山います。

しからば何故大阪の子どもたちが
全国に散らばって行くのか考えれば
おそらくボーイズリーグの存在が大きいと思います。

元々日本の少年野球の歴史はリトルシニアリーグから始まり
その後大阪では元南海ホークスの鶴岡親分が創設した
ボーイズリーグが盛んになって全国組織に拡がって行きました。
中でも大阪府内でボーイズのチームは各地に根を張っています。

これらのチームで切磋琢磨技術を磨いてきた子供たちは
レベルが高く長年の歴史の上でボーイズの指導者と
高校のチームが結びついている場合もあり
そういう関係からも選手は全国に散らばって行くのです。

ここで面白いのは大阪桐蔭に大阪出身の選手は3人しかいない事。
かつて西谷監督と話したら“桐蔭に行っても試合に出られないよ”
と吹き込まれて他校に持っていかれると語っていました。
でもこれだけの選手が全国から集まって来たら問題ありませんね。

然は然り乍らやはり大阪の選手は桐蔭や履正社に行っても
レギュラーになれないし結果甲子園に出られないとなれば
地方のそこそこのチームに行ってレギュラーになり
甲子園に出た方が自らのキャリアにおいてもプラスになります。

ちなみに大阪出身の選手が最も多いチームは
長野県の佐久長聖高校の10人で
ここは監督が元PL学園の監督だったので
その時の繋がりがあるのでしょう。

他にも智辯和歌山が9人
岡山の創志学園が8人となっており
出場校全部を合わせると111人になりました。
まあどこの出身であろうが県の代表である事に間違いありません。

ワクチンの後遺症でひっくり返っている間に調べてみました、、、

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