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「真実」と「事実」、それぞれの異なる概念。

事実 (Fact)

事実とは、誰が見ても同じだとわかる、本当のことです。

・「東京は日本の首都です」

・「リンゴは果物です」

これらは誰が見ても変わらない、本当のことです。調べればすぐにわかるし、誰もが同意するものです。

真実 (Truth)

真実とは、事実を元にした考えや感じ方のことです。人によって感じ方や考え方が違うこともあります。

・「東京はすごく楽しい場所です」

・「リンゴはとてもおいしいです」

これらは、ある人にとっては本当のことですが、別の人にとってはそうでないかもしれません。例えば、東京が楽しいと感じる人もいれば、そう思わない人もいます。リンゴがおいしいと思う人もいれば、リンゴが嫌いな人もいます。

・事実は、みんなが同じように知っている本当のことです。

・真実は、その事実に対する人それぞれの感じ方や考え方のことです。

具体的な例でいうと

・事実:「今日は雨が降っています」、これは誰が見ても同じです。外に出ればみんながわかることです。

・真実:「今日は雨だから憂鬱だ」、これはある人の感じ方です。雨が好きな人にとっては「今日は雨だからうれしい」と感じるかもしれません。

もう一つの例では

・事実:「1+1=2です」、これは数学のルールに基づいた、本当のことです。

・真実「数学は面白い」、これはある人の感じ方です。別の人は「数学は難しい」と感じるかもしれません。

このように、事実は誰にでもわかる本当のことで、真実はその事実に対する人それぞれの感じ方や考え方です。どちらも大切ですが、違いを理解して使うことが大事です。私はついこの間まで、この概念の違いを知りませんでした。

しつこいですが違いのまとめです

  1. 客観性と主観性:

    • 事実は客観的で検証可能です。

    • 真実は主観的な解釈を含むことがあります。

  2. 範囲:

    • 事実は具体的な出来事や状況を指します。

    • 真実は事実に加え、それに対する解釈や価値観を含みます。

  3. 変わりやすさ:

    • 事実は時間や証拠によって変わることがありますが、その本質は一定です。

    • 真実は時代や文化、個人の信念によって変わることがあります。

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