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わたしが書きました(谷山絹香)

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谷山絹香(たにやま・きぬか) 2019年入社。社会部、広島支社を経て、22年5月から時事ドットコム取材班。教育に関わるニュースに興味があります。 https://www.jij… もっと読む
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記事一覧

マンホールの写真撮影に順番待ち?「サミット」も盛況◆人気の秘密はどこに?【時事ドットコム取材班】(2023年06月03日)

 アニメなどとコラボレーションしたご当地限定のマンホールぶたが人気だ。愛好家は「マンホーラー」と呼ばれ、デザインの由来や設置された街の歴史などを記載した「マンホールカード」が高額転売されることもある。普段、気に掛けたこともなかったマンホールぶた。人気の秘密は、どこにあるのか。(時事ドットコム編集部 谷山絹香)  【時事コム取材班】 都内に150種類以上 2023年4月下旬、JR御茶ノ水駅(東京都千代田区)から南に歩いていると、見慣れない黄色のマンホールぶたが目に飛び込んで

三十一文字に何を込める?令和の「短歌ブーム」SNSで若者けん引【時事ドットコム取材班】(2023年04月20日10時00分)

 1300年の歴史を持つ短歌が一大ブームを巻き起こしている。歌人への登竜門とされる短歌賞への応募は直近20年間で最多。けん引するのはSNSを駆使する世代で、歌を詠む大学サークルも人気という。短歌に魅了された若者は「5・7・5・7・7」の三十一文字(みそひともじ)にどんな思いを込めているのだろうか。(時事ドットコム編集部 谷山絹香)  【時事コム取材班】 「ちょうど良い長さ」 「きみといて恋してメリーゴーランドどこへも行けないけど綺麗(きれい)だねー」「授業前混み合う通路人

「話し方学びたい」すそ野広がる◆スピーチライターに聞いてみた【時事ドットコム取材班】(2023年03月14日10時00分)

 人前での話し方やスピーチに注目が集まっている。新型コロナウイルスの影響でオンラインのコミュニケーションが広がった今、就職活動を控えた学生や、経営者、弁護士など、多種多様な人たちが「伝える力」を身に着けようとしているという。いったい何が起きているのか。伝え方トレーニング事業を手掛け、政治家のスピーチライターも務める女性に話を聞いた。(時事ドットコム編集部 谷山絹香)  【時事コム取材班】 「え~」「あの~」はNG 「あいうえお・いうえおあ・うえおあい・・・」。2023年2

急増するエンバーミング◆思いはせる時間「より良きものに」【時事ドットコム取材班】(2023年03月01日10時00分)

 失った家族を生前の姿に近づける「エンバーミング」が急速に広がっている。新型コロナウイルス禍や、時代の移り変わりで葬儀が小規模化していることも影響しているという。少子高齢化が加速し、多死社会を迎える日本。大切な人との「お別れ」はどのように変化していくのだろうか。(時事ドットコム編集部 谷山絹香)  【時事コム取材班】 新型コロナ、突然の別れ 2020年3月、横浜市泉区にある葬儀関連会社「フューネラルサポートサービス」に、カナダ人の男性から「父が亡くなった。火葬をお願いした

取材「年に350件」テレビに引っ張りだこ◆あのスーパーの社長はどんな人?【時事ドットコム取材班】(2023年02月12日08時30分)

 食品値上げに野菜の記録的な不作、レジ袋の有料化ー。幅広いテーマでテレビのインタビューを受ける様子を一度は見たことがある人も多いのではないでしょうか。街の八百屋さんから有名スーパーマーケットに成長させた社長によると、取材の数は年350件にも上るそう。いったいどんな人なのだろう。気になる名物社長に会ってきました。(時事ドットコム編集部 谷山絹香)  【時事コム取材班】 商品は3000品目以上 西武新宿線・武蔵関駅(東京都練馬区)から歩くこと約5分。住宅街の一角にあるスーパー

「振り袖は嫌」欠席を後悔◆オーダーメードの原点と込められた思い【時事ドットコム取材班】(2023年01月03日10時00分)

 女性の体形に合わせたメンズスーツをオーダーメードできる会社を立ち上げた人がいる。性的少数者(LGBTQなど)だけでなく、メンズ服を好む女性からも支持を集めているスーツブランドは、服装に関する自身の悩みをきっかけに生まれたという。店舗を構えずに全国を飛び回り、客のニーズに応える代表に原点を聞いた。(時事ドットコム編集部 谷山絹香)  【時事コム取材班】 「満足いく時間」 「デザインは派手かシンプル、どっちが好きですか」「この生地の中で気になるものはありますか」。2022年

消えゆく煙突、愛された「ゆ」最後の日◆「文化絶やさぬ」継承する若者も【時事ドットコム取材班】(2022年12月27日10時00分)

 「長い間ご苦労さまでした」「寂しくなるけど元気でね」ー。2022年、近所の人と一緒に体を温めながらよもやま話をすることができた地域の憩いの場、銭湯は、最盛期のおよそ10分の1にまで減少した。ロシアのウクライナ侵攻を背景とする燃料費の高騰も、廃業の理由に挙げられているという。約70年続くのれんを下ろす決断をした老舗の「最後の1日」に密着させてもらい、銭湯の歴史と未来を考えた。(時事ドットコム編集部 谷山絹香)  【時事コム取材班】 消える昭和レトロ銭湯 JR小岩駅(東京都

そんなところに問題が…点字ブロック◆視覚障害者と歩いて気付いたこと【時事ドットコム取材班】(2022年12月08日10時00分)

 街中や公共施設などに敷かれた黄色い点字ブロック。視覚障害者にとって大事な「道しるべ」ですが、今まで特に気を払っていなかったせいか、普段から目にしているのに、見えていなかったことがありました。取材の発端は、ツイッターで話題になっていた一枚の写真。視力を失った方と共に街を歩き、気付いたことを報告します。(時事ドットコム編集部 谷山絹香)  【時事コム取材班】 直進…してないの?? 2022年5月、ある点字ブロックの写真がツイッターで話題となった。そのツイートには12.7万件

「いい大学からいい会社」はもう古い?起業サークル活況、ベンチャーへの道【時事ドットコム取材班】(2022年11月06日08時00分)

 起業に関心を持つ学生が増えています。学生ベンチャーの数も年々右肩上がりで、全国の大学では、起業部や起業サークルを設立する動きも活発化。長引く経済低迷から抜け出せず、新型コロナウイルスの影響で社会生活も大きく変容した日本で、なぜ若者は、成功が約束されたとは言えない起業に乗り出すのでしょうか。記事の前半では最近の学生事情を、後半では、起業の失敗を描いて話題になった漫画や専門家の話を紹介します。(時事ドットコム編集部 谷山絹香)  【時事コム取材班】 「やりたいことを仕事に」

「デジタルは友達」正しく怖がって◆世界最高齢プログラマーが伝えたいこと【時事ドットコム取材班】(2022年10月14日10時00分)

 「世界最高齢プログラマー」と呼ばれる女性がいる。その女性がパソコンを購入したのは58歳のとき。表計算ソフト「エクセル」で模様を描く「エクセルアート」作品をつくり、81歳でスマートフォンのアプリを開発した。活躍は海外でも知られ、米アップル社CEOと対面したり、国連でスピーチしたり、今では大忙しの日々を送っている。(時事ドットコム編集部 谷山絹香)  【時事コム取材班】 「バッターボックスに立ちなさい」 「とにかくバッターボックスに立ちなさい。何でもいいから、とにかく打ちな

絵本なぜ売れる?ライバルは動画「電子化すべきか…」【時事ドットコム取材班】(2022年10月09日08時00分)

 紙の出版物の販売が落ち込む中、絵本の売れ行きが好調だ。書店の専門コーナーでは、親子連れだけでなく、「自分用」の絵本を買い求める大人も珍しくないという。コンテンツが多様化し、ウェブ動画を楽しむ乳幼児も増えている現代。なぜ、昔ながらの「紙の絵本」の人気は陰らないのだろうか。(時事ドットコム編集部 谷山絹香)  【時事コム取材班】 「めくる楽しみ」 2022年9月中旬の週末、東京・神保町の一角にたたずむ絵本の専門店「ブックハウスカフェ」は親子連れで賑わっていた。「ねえねえ、こ

「AIドリル」も登場、変わる夏休みの宿題◆廃止に代行、今後の在り方は?【時事ドットコム取材班】(2022年08月14日08時30分)

 計算ドリルに読書感想文、自由研究ー。最終日に慌てて終わらせたという思い出のある人もいるのではないだろうか。そう、毎年恒例だった「夏休みの宿題」だ。近年、タブレットやパソコンで解答を入力すれば、その場で採点される「AIドリル」などの新しい宿題が広がる一方、宿題自体の廃止に踏み切った学校もある。果ては代行業者も登場しているという。はてさて、令和の宿題の形は…。(時事ドットコム編集部 谷山絹香)  【時事コム取材班】 寝たままノートPCで… 「ドリルの丸付け(採点)をする必要

「左利き用トランプあります」海外からも客◆身近な不便に応えた店主の思い【時事ドットコム取材班】(2022年07月21日10時00分)

 相模原市に、左利きの人向けの商品を数多く取り扱っている文具店がある。棚に並んだ商品はおよそ100種類。評判を聞いて海外から客が訪れることもあるというが、日本人の多くは右利きな上、そうそう買い替える品物とも思えない。左利き向けに力を入れる理由はどこにあるのだろうか。「自身は両利き」という店主に聞いた。(時事ドットコム編集部 谷山絹香)  【時事コム取材班】 左利きグッズが約100種類 JR相模原駅から歩くこと約15分。商店街の一角にその店はあった。1973年出店という「菊

フォロワー15万人の89歳◆SNSとの付き合い方は【時事ドットコム取材班】(2022年06月26日08時00分)

 ツイッターのフォロワー数が15万人を超える89歳がいる。そのつぶやきはあいさつに始まり、日課の太極拳、近所の公園を散策したときに気付いたこと、「脳トレ」のためのマージャンの話など他愛のないものばかりだが、何故か「ほっこり」するものが多い。人を引き付ける秘訣(ひけつ)はどこにあるのか。時には、年長者ならではの「金言」もつぶやく女性に、ツイッターを始めたきっかけや、SNSとの向き合い方について聞いた。(時事ドットコム編集部 谷山絹香)  【時事コム取材班】 スマホは必需品