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ハートレスタイタン完全ガイド ①

こんにちは。はーとれすです。

今回から自作デッキのハートレスタイタンを紹介、解説して行きたいと思います。

今回は呪文の採用理由や動きの紹介をしていきます。


一応、カードショップのイベントで入賞,MOでは5-0を何度か達成しています。

このデッキは奥が深く、全てを語りきるまで長くなりそうですがお付き合いして頂けると幸いです。

さて、このデッキのアーキタイプを敢えて名付けるなら"アミュレットバリュータウン"でしょうか。

このデッキはまさにバリュータウン系のデッキとアミュレットタイタン系のデッキを足したような中身。


以前のリストでは死者の原野を採用していたが、禁止を食らったので泣く泣く変更。


・デッキリスト


まずは、このデッキのリストを。

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現段階5/18ではこのリストになります。(変更後)


このデッキの特徴は一般的なアミュレットタイタンとは違い、心なき召喚の採用でしょう。

心なき召喚を採用することで、護符またはマナ加速クリーチャーでしか大量のマナを生成することができないアミュレットタイタンと比べ、大型クリーチャーを展開する力が向上しました。


・各種呪文の採用理由

樹上の草食獣: 以前は不採用だったが、果敢系のデッキが目立ってきたのでタフネス3でクリーチャーを止められる点、2ターン目に3マナ加速クリーチャーを展開できる点を買って採用。

イリーシア木立のドライアド: 通常のアミュレットタイタンと同じく、ヴァラクートを噴火させる、マナ加速をするという役目に加え、戦慄の存在の沼カウントを確保するという役目もある。自分の全ての土地が5色土地と化すのでマナ事故が起きなくなるのも魅力。

ラムナプの採掘者: 墓地に落ちたフェッチ、キャノピーランド、幽霊街を使いまわせるほか破壊された土地を戻せる。特に原野を壊してくる相手が多いので返しに戦場に戻せると快感。

迷える探求者、梓: 追加の土地を2枚置けるというだけで採用の価値がある。唯一な性能。心なき召喚下で出すと追加土地2枚おければ実質無料に土地一つおまけ付き。

不屈の追跡者: 以前は不採用だった。このデッキは手札を激しく消費する場合と手札が溜まる場合とで別れるデッキなので、その差をなるべく均そうと潤滑油として採用。

戦慄の存在: 沼が出るたびドローかドレインを選べる器用なやつ。アミュレットタイタンでは盤面に触る手段が噴火ぐらいだったのに対し、ライフ回復もできてアグロデッキには最強の一枚。アーボーグやイリーシアと一緒に使いたい。だいたい稲妻で焼かれる。

ギトラグの怪物: アップキープに餌を食べ、ドローする。フェッチを切ってもドロー、キャノピー切ってもドロー、幽霊街起動してもドロー。アドバンテージの化け物。6/6接死というボディーでエルドラージ、死の影を粉砕。追加土地も置けちゃう。

長老ガーガロス:  メリット能力てんこ盛りのクリーチャー。ハートレスと相性がよく、クリーチャーデッキやバーン系のデッキに強いので採用。雑に強い。パクトから持ってくることも。次世代の6/6ブラザーズに加わってもらう。

原始のタイタン: デッキの顔。書いてあること全部強い。こいつが出れば試合が決まる。状況によって土地をサーチしよう。

精力の護符: バウンスランドがお友達。マナの概念を壊して行け。重ね引きをしても腐らず、いつ引いても嬉しい。

心なき召喚: デッキの顔その2。クリーチャーコストが2減るというアタオカな性能で、イリーシア、梓、ラムナプを1マナに。戦慄の存在を2マナに。怪物を3マナに。タイタンを4マナに。-1/-1なんて気にならない程の強さ。最近は四肢切断を多く見かけるので6/6たちには向かい風。

召喚士の契約: 0マナサーチ呪文。タイタンデッキのためのサーチ呪文。場合によってはラムナプやイリーシアなんかを持ってくることも。また、トレイリア西部からサーチできるのも優秀。


とまぁこんな感じで。土地はまた後ほど。



これだけでは動きがいまいちわからないと思うので、よくある動きを少しご紹介。


心なき召喚パターン

2、心なき召喚   3、ギトラグの怪物、フェッチ切ってドロー、梓やイリーシアでさらにマナ加速 4、4マナでタイタン着地

精力の護符パターン

1、護符設置 2、バウンスランドから梓、さらにマナを伸ばして神々との融和からタイタンを獲得 3、バウンスランドでマナを伸ばし、タイタン着地

護符、心なき召喚パターン

1、護符設置 2、バウンスランドから心なき召喚設置、1マナで梓、バウンスランド2個置いて4マナ生成、タイタンキャスト


このように、護符とバウンスランドまたは心なき召喚があると遅くとも4ターン目にはタイタンが着地する。

他にも無数のパターンがあり、紹介しきれないがパターンが多いぶん多様なアプローチがとれる反面慣れないと扱いが難しい。


・勝ち筋


このデッキの勝ち方としては主に5つ。

①火山噴火祭り  イリーシア、ヴァラクートと揃え、土地を置く→自分を山と勘違いしたヴァラクートが噴火を始める→相手は死ぬ

②ドレイン祭り  戦慄の存在、イリーシアまたはアーボーグと揃え(タイタンからアーボーグサーチも可)、土地を置く→自分を沼と勘違いした土地たちがライフを吸い始める→相手は死ぬ

③6/6軍団の踏み潰し  ギトラグの怪物、原始のタイタン、ガーガロスのいわゆる6/6軍団が血眼で襲いかかる→相手は死ぬ。私はこれを6/6ブラザーズと呼びたい。

④ランデス祭り  幽霊街、ラムナプ、梓と揃え起動する→毎ターン3枚土地を壊せる→いずれ基本土地が枯れ、マナがでなくなる→相手は死ぬ

とまぁこんな感じ。②と③、④はアミュレットタイタンにはない勝ち筋。勝ち筋が多いというのはメリット。

だいたいどんなデッキか分かってきましたでしょうか。要するにマナを軽減&マナ加速でクリーチャーを大量展開して5つの勝ち筋に持っていくデッキ。


このデッキの構造上、タフネスが1のクリーチャーやマナコストが低いクリーチャーを採用できないという欠点があるが正直、心なき召喚を入れることのほうが何倍もメリットだと感じる。心なき召喚がこのデッキにおいて弱いと感じる瞬間はほぼない。(終盤に重ね引きしたときくらい)

では、護符の強さはアミュレットタイタンの記事に任せるとしてこのデッキ特有の心なき召喚の強さについて説明して行こうと思う。


・心なき召喚ガイド


まず、心なき召喚の効果を確認しましょう。

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自分が唱えるクリーチャー呪文が2マナ減り、自軍が-1/-1の修整を受ける。

心なき召喚の強さ

クリーチャー呪文のマナコストが2減るという能力。これは"大型クリーチャーをはやく唱える"という面でも強いが、"3マナのクリーチャーを複数体展開する"という面で特に優秀。

例えば、心なき召喚がいる状態で3マナのクリーチャーを4体展開したとしたら、軽減されたマナの合計は2×4の8マナ。

心なき召喚は"唱えれば唱えるほど旨味が増す"

そのため、巨大なクリーチャーの展開をアシストするというよりは中型クリーチャーをたくさん出すというような目的で使用するのがメリットを最大限活かす使い方ということになる。


心なき召喚の弱さ

やはり自軍が-1/-1の修整を受けるというのは強烈なデメリット。

イリーシアが稲妻で焼かれたり、ギトラグやタイタンが四肢切断で死んだり。(最近は赤黒系が増えてきて向かい風。)

しかし、捉え方を変えれば、ただそれだけ。パワーが下がることに関してはジャンドのようなクリーチャーのサイズで押し勝つデッキではないためあまり気にならず(ゾンビトークンが1/1になるのは辛いが)、タフネスが減ることに関しては上記のデメリットだけ。

ただ、同系が多い環境だと-1/-1修整ぶん不利になるので注意。

通常のアミュレットタイタンではできないような高速展開が実現するため、追加土地生物が除去されても後続が続きやすく、動きが止まることが少ない。そのため、マイナス修整の結果美味しく除去されても実際にプレイしてみると、あまりデメリットに感じない。

また、心なき召喚をキーカードにするデッキはどうしてもクリーチャーが重くなりがちなので引けなかった場合の遅さは尋常じゃないが、このデッキの場合護符という別の加速手段に加えて3ターン目には追加土地が置けるようになるため、護符、心なき召喚の両者が引けなかった場合でも4ターンタイタンは実現できる。

上記の通り心なき召喚のデメリットをなるべく軽減して使うことが出来るため、心なき召喚が強すぎるカードに感じる場面が多々ある。



・アミュレットタイタンとの比較


通常のアミュレットタイタンと比べて強い点、弱い点をご紹介。


強い点

・勝ち筋が複数あるため、相手に様々な驚異への対処を迫れる。勝ち筋が潰されて詰みということが少ない。

・カードアドバンテージを稼ぐ手段が豊富なため、驚異を連打し続けることが可能。

・クリーチャー限定とはいえ、マナ軽減があるため安定した展開が可能。

・墓地も活用するため、墓地への対策も迫れる。


弱い点

・タイタンを出した後のサーチ出来る土地の種類が少ないため、盤面によってはタイタンで解決できない場合がある。

・護符を引いた時のバリューが少ない(桜族の斥候や樹上の草食獣が入っていないため)


個人的にはアミュレットタイタンよりも強いと感じることのほうが多い。




ではでは今回はこんなところにして、次回は土地の採用理由や使い方をご紹介!


お読み頂きありがとうございました。

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