これからの時代に事業家集団環境で学んだことが活きる理由

ここ最近、私が数年をかけて学んで経営者の道を進むきっかけとなった事業家集団環境について多様な記事を目にするようになりました。

ここ数年で、起業や経営に関する情報が世間に溢れるようになったことに比例して、事業家集団環境についても注目が集まるようになったと感じます。

また、それと同じほどの期間を経て、これからの時代において「個」の力を育む必要性が高まっているように感じます。

事業家集団環境の目指し方については、賛否両論ありますが、事業家集団環境で学んだことがこれからの時代に活きる理由を今回は述べていきます。

これからの時代にも活かせる事業家集団環境で学んだ3つのこと

事業家集団環境で学んだことで、これからの時代にも活かせるものは大きく3つあります。

1. インターンで多様な仕事・役割に触れる

2. 目的・目標設定の力・考え方を大切にする

3. オーナー意識を身につける

それぞれの理由について述べていきます。

1.インターンで多様な仕事・役割に触れる

事業家集団環境では、自分自身で事業を立ち上げることはもちろん、他企業のプロジェクトにアサインして事業に携わる機会があります。
（もちろん、企業にその義務はないので、あくまでも「この人をアサインしたい」と思われた上で、声がかかる場合があるという話ではありますが。）

多様な事業に携わる機会が多い事によって、自身の人的資本が比例して引き上がります。
会社に依存しない、あるいは今の会社の先のキャリアを柔軟に選択できる力をつけておきたい、自分で事業を起こして仕事をしていきたい、といった「個」の力をつけていきたい人にとっては、とても魅力的なものだと思います。

2.目的・目標設定の力・考え方を大切にする

事業家集団環境では、目的・目標を初めに、適切に、設定することをとにかく大切にしています。
その他の全てのものがそうだという極端なことは言いませんが、一般的なスクールでは、特定のスキル、知識、技術を提供することが目的であることが多く、「how（前述の特定のスキル、知識、技術）」を提供するものが溢れているように思います。

一方で、事業家集団環境では、そもそも事業を0から1で立ち上げることが多いことが特徴です。

いろんな業界・業種・商材に対して、手法や方法を自由に選択できるからこそ、選択と集中をする必要性が問われます。
最大限の効果を発揮するためには、目的・目標を設定する必要性がなお一層問われ、それが事業家集団環境の色んな組織において文化として根付いています。
一つの事業単位でまさに経営者の観点を持つことが求められ、身についていくことは事業家集団環境で学び育む代表的な力の一つではないかと思います。

「一つの会社で一生働く」という終身雇用の時代においては、その会社の文化・考え方・仕事の進め方などが、良くも悪くも自動的、受動的、固定的になっており、それを個人が考える必要性は薄かったかもしれません。

しかし、これからの時代においては、働く組織や、取り組むプロジェクトがどんどん多様化していきます。転職によるキャリア設計、個人事業主がプロジェクトごとに委託されて働く形が、より加速していくでしょう。

その社会変化において、目的・目標を適切に設定し、本質的な観点を持って仕事をする個人は、どの企業・組織においても求められるのではないかと思います。

3.オーナー意識を身につける

事業家集団環境では、仕事をする上でのマインドセットとして「オーナー意識」を教わります。言葉の意味としては「自分がその仕事のオーナーや社長だと思って取り組みなさい」ということです。

一人一人がリーダーとして立ち位置で、主体的に、自発的に、責任感を持って、仕事に取り組んでいる組織など、「何を扱うかではなく、組織そのもの」に優位性があることは容易に想像ができるでしょう。事業家集団環境では、実際にそれが起きています。

一方で、とてもシンプルで、簡単なことのように思えますが、会社での雇用された枠組みの中で育んでいくことは難しいように思います。
「経営者としての観点を持って仕事をすること」による、「あぁそれを大切にしてよかったな」と感じる報酬を得ることによる教育の機会が乏しいからです。

事業家集団環境では、インターンで人的資本が身に付く実感がある、承認する文化がある、経済的な報酬を受け取れる、といった要因があります。

リーダーとしての視点を持って仕事をする個人は、同じくどの企業・組織においても求められるのではないかと思います。

事業家集団環境で身につけたオーナー意識で世の中に貢献していく

これからの時代は、以前にもまして「自分で生き方を決めることが問われる時代」になっているように思います。

私は事業家集団環境において、多様な事業・多様なバックグランドを持つ人と協力して仕事をする機会、リーダーとしてのマインドセットを学んできたことで、ビジネスマンとして成長をしてきたことを確信しています。

一方、実践していくには、基準を高く取り組む姿勢が求められ、自己投資も必要となることが事実です。

事業家集団環境に入る前の「オーナー意識」を身につけていなかった自分にとって、「他責」で考え、反対派の人のように文句を言いたくなる気持ちは多少理解ができます。

ただ、絶対にそれでは今に至る成長はなかっただろうと思います。

私はさらに自分の目的、目標に沿ったハードワークをして、世に貢献していきます。