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「読売新聞」が左巻き新聞記者たちの駆け込み寺になる時代はすぐそこだ!
「朝日新聞に転職できますように」の短冊
毎日新聞本社地下の飲食店街に設置された七夕飾りに「朝日新聞に転職できますように」という短冊を紹介したXの投稿がバズっていました。
毎日新聞記者によるものでしょうか。
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業界でも最も厚遇、リベラル系メディア総本山の朝日新聞に毎日記者が転職したいというのは心情的によく理解できます。しかしそれはマスコミ産業が花形だった時代。これからの時代はどうでしょうか。
新聞記者にとってプライドで勲章(安っすいけど)たる紙媒体が維持されること、また相応の待遇、スケールメリットが活かせる会社、という欲求が満たせるのは朝日よりも読売新聞ではないでしょうか。
興味深い記事を発見しました。
朝日と読売2大紙の戦略を読み解く
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『月刊テーミス』(6月号)がメディアの内幕という企画で
読売集団「築地開発」で朝日新聞蹴散らす
朝日新聞‐角田克新社長でも迷走続く
という2つのレポート記事を掲載しています。タイトルからしてもどうでしょうか。読売が朝日を凌駕している印象を受けます。
まず朝日新聞の現況からみていきます。朝日新聞は記者としては実績がなくてもリストラで「首切りの克」の異名持つ角田克氏が新社長に就任しました。角田新体制ではデジタル化の推進、不動産、イベントが三大事業として強化される方針です。
かつては「ジャーナリスト宣言」というキャッチフレーズを打ち出した朝日新聞ですが「報道機関」というより「メディア事業」という表現が似合います。
ある意味では時代に合致した戦略にも見えますが、「新聞記者」という職種に執着する社員にとっては不本意かもしれません。
紙媒体にこだわり発行部数1千万部を諦めない
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一方、ライバル読売新聞も同様に不動産事業を重視しており、三井不動産と組んで築地プロジェクトを進める方針です。
個人的には「報道機関」が不動産業や開発事業という点に違和感を覚えますが、現場の方はどう思うでしょうか。
読売新聞が朝日と異なるのはいまだに発行部数1千万部の復活を目指していること。まだ紙媒体にこだわるということですね。ネット時代に逆行するという見方もできますが、中途半端なデジタル化ならば紙の新聞で勝負した方が得策だと思います。なにより記者のモチベーションが保てます。
やはりオールドメディアの記者にとってインクの匂いが漂うあの紙が心の拠り所でしょう。特にジャーナリズムという言葉に心酔する記者は「紙メディアこそ王道」という思いがあるはず。
さらに読売のリベラル化も見逃せません。従来の読売の論調は保守路線でしたが、4月26日に読売新聞が提言した7項目はむしろ朝日新聞のようです。あるいはソフトな赤旗。
朝日新聞の読者を吸収しようというのでしょうか。
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そうなると紙媒体に固執し、編集方針もリベラル路線になった読売新聞は左巻き記者の受け皿としても機能するはずです。確かに朝日が持つブランド力も大きいかもしれませんが、「記者職」にこだわるならば読売ではないでしょうか。
テーミスによれば現在、読売新聞は他紙の記者を積極的に採用しており、新聞業界再編が起きた時に他社の読者、資産を全て受け継ぐという野望を持っているそうです。読売が一強になる日がくるかもしれません。
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