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毎日新聞記事が「背景情報」の意味は?事実の二重構造化時代がやってくる!

毎日新聞の記事に背景情報がつく

今や読むというよりも「間違い探し」ゲームになった朝日新聞や毎日新聞。これが日本の大手メディアかと思うと頭がクラクラします。記事を読んでも「ウォーリー」(心配ごと)を探せという感じ。

7月5日、毎日新聞が「日本人なのに不法滞在と宣告されました」 国籍法問う教授の闘いという記事を報じました。カナダ人男性と結婚した大学教授の日本人女性が「日本国籍」を失効となり、不法滞在と宣告されたために訴訟に踏み切ったという内容です。

え、そりゃ国籍を変えたのだから当然じゃないの? という話ですが毎日新聞の手にかかれば「国籍制度の壁に阻まれた悲劇の女性」という具合に報じてもらえます。

しかもTwitterを見てください。曲がりなりにも老舗の報道機関の記事に背景情報がつけられています。

新聞社が事実上のフェイク扱い。

これは恥ずかしいぞーーー。だって「フェイク」認定されたも同然ですからね。ところが当の毎日側はむしろ“誇り ”でさえあるでしょう。というよりもこの女性の後方支援のために書かれたもので、目的は「報道」ではありません。単にこの女性の言い分を公にして「国籍法批判」をしたいのであって、背景情報なんておかまいなし。しかしこういうところでメディアの品位や信頼性を損なうと考えてないでしょうね。

というよりも背景情報など無関係で毎日新聞と読者にとってみればどうでもいいのです。なぜなら紙面に掲載したものは全て事実だから。彼らにとって自分たちが信じれば「天動説」も真実であり、日が西から東から登ろうがどうでもいいのです。

事実の二重構造化時代がやってくる

とある市民団体の集会。どのメディアが最も優れているかというテーマで参加者から意見を募りました。東京新聞、だといった方の意見が面白い。

「投書を採用してくれるから」

という理由には冷笑なんてもんじゃない。爆笑しましたよ。だってそんなの報道内容の良しあしなんて関係ないから。自分が記者ならプライドが傷つきますが、今の新聞社、特に東京新聞はもちろん朝日、毎日には名誉でしょうね。市民と寄り添えたなんて思うことでしょう。

こうした新聞教の面々にとってそこに書いてあることが全ての事実なんです。なぜなら新聞社側も教徒に向けて書いているわけで、お布施(購読料)をもらっている以上、教徒に安寧を与えないといけません。

朝日や毎日、東京新聞といった左派メディアの読者は日本に批判的な情報だと歓喜するという奇妙な特徴があります。

つまり「日本が悪い」というロジックが崩れないのであれば、地球が宇宙の中心であっても「事実」として扱われます。それほど今の新聞は不思議な読まれ方をしており、冒頭で紹介した毎日記事も「事実」として成立します。

「背景情報」がついたのも「事実の一側面」という捉え方でしょうね。冒頭の記事も「今の国籍法に照らせば女性の主張はおかしい」のではなく、「女性を追い込んだ国籍法のあり方がおかしい」という理解。

そして2つの事実が社会に存在することになります。正確にいえば「事実」というよりも「心情を優先した願望」なのですが、願望もまた一つに事実として生き続けていくでしょう。すなわち事実の二重構造化時代というわけです。

毎日新聞の方、背景情報を付けられて正直な感想をぜひお寄せください。おそらく「報道の自由を阻害する」とか「市民の権利を制限させる」とかなんとか言っちゃうでしょうけどね。

報道ではなく個人の願望や思い込みを事実化していることだと自覚してください。


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