ルッキズム批判上等！「政党顔」は実在する！中でも注目は「維新顔」

思想は顔に出る！

政党は党是、イデオロギーを有し、各政党にはカラーがあるのは当然、ご存知のことと思います。そして政党に所属する議員にはそれぞれ“政党顔 ”があります。

これはルッキズムという批判につながりかねませんが、そんなことはありません。なぜなら思想は顔に出るからです。

いわゆる市民活動家顔がそれを示します。市民活動家とは日々、攻撃対象を見出し、何かを攻撃しています。すると不思議なことにそれは顔に表れます。いわんや寝食を共にする過激派の活動家などはクローン人間ですよ。

面白いもので「個の確立」「個人主義」と言いつつ党派性を共有すると個性を喪失するという不思議な現象がみられます。その特徴は「目」。生気がないんですよ。

一方で大政党の自民党はどうか。

新旧様々な議員がいますけど最近、自民顔と思うのが森山裕総務会長です。皆さんの地方議会にもこういう自民党の年配議員がいないでしょうか。波風立たせず予定調和型といった雰囲気。

社会党顔は不正乗車のあの人も

民主党政権で法務大臣を務めた小川敏夫参院議員、国会議員鉄道乗車証の不正使用事件の山下八洲夫元参院議員、それから竹島領有権放棄の土肥隆一元衆院議員。

これらは社会党顔（＊小川氏は正確にはさきがけ→旧民主→民主党）ですね。カマキリ顔が特徴的です。

小川敏夫元法相

山下八洲夫元参院議員。

土肥隆一元衆院議員。

意外と共産党顔がない

意外と共産党顔って思い浮かびません。故・宮本顕治委員長だって自民党議員にもいそうな風体です。

共産党はむしろこれ。

雇用のヨーコです。

太田秀子札幌市議のブログより。

共産党員のイメージを的確に表現したキャラクターではないでしょうか。何かを指弾する、追及するという党員のライフスタイルが表現されています。

最も特徴的な維新顔

さて自民、旧社会党系、共産党と伝統的な政党が並んだところで、新興の日本維新の会「維新顔」を取り上げます。

自民が「いいオジサン」
社会党が「カマキリ顔」
共産党が「追及顔」

だとすると維新は何でしょうか。

「コンサルタント顔」です。

吉村洋文大阪府知事。

横山英幸大阪市長

藤田文武幹事長。

斎藤元彦兵庫県知事。

その特徴はちょいイケメンで爽やか演出ですね。

目下、話題の人物、東京都知事選に出馬する石丸伸二前安芸高田市長は維新の支援を断りました。しかし「政党顔」という視点でいけば石丸氏は立派な日本維新の会の幹部クラスです。

見事な維新顔。

芦屋市の高島崚輔市長は無所属でしたが維新色で維新顔。

東京大学中退、ハーバード大学卒業のエリート。

維新顔が生まれる理由

この通り維新の中心人物はいずれも学歴エリート、そして爽やか系です。しかし地方をみるといわゆる“ヤカラ系 ”も目立ちますが、中心人物たちはデキる経営コンサルタントのようです。

しかし思想が顔に出る政党顔、イデオロギー顔とはまた異なっています。

おそらくですが、維新の場合、同じ選挙プランナーからアドバイスを受けているのではないでしょうか。写真のポーズ、流行りの髪型、スーツ、清潔感を与える着こなしなど一通りの指導を受けていると思われます。

つばさの党のこのお二人も維新顔になれた素養はありますね。二人とも学歴エリートだし、特に根本良輔氏は髪型をセットすれば即維新顔。

つばさの党の黒川敦彦氏（左）と根本良輔氏。

学歴があってそれなりのルックスだけどサラリーマン生活に希望が見えない20代、30代前半の若者は日本維新の会なら一旗あげるチャンスがあるかも。それこそコンサル会社勤務、あるいは士業に合格しても仕事がない人、維新がおいでおいでしているかも。