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プレジデント誌・麹町文子ってなんだ?

示現舎の三品と申します。せっかくnoteのアカウントをとったのでサイトでは書けない日々の疑問、問題意識、取材秘話を書いていきます。今回は今、話題のプレジデント誌の記事について論じます。

瞬殺された記事

特にツイッターユーザーの方はご存じかもしれませんが昨日27日、プレジデントオンラインhttps://president.jp/に掲載された記事「"世界の嫌われ者"文在寅にも完敗…史上最長、最悪、病弱、無能総理・安倍晋三の末路」が即炎上、即削除で「瞬殺」という結果になりました。

"世界の嫌われ者"文在寅にも完敗…史上最長、最悪、病弱、無能総理・安倍晋三の末路

https://togetter.com/li/1582429

予想通りまとめられていました。問題視されたのはやはり安倍首相の体調不良を揶揄したかのような表現、または健康状態を政治能力と同列に論じたことでしょう。と言っても第一次安倍政権以来、安倍首相の病気いじりはアンチの常套手段でそれ自体は特に目新しいことでもありません。ただタイトルの「"世界の嫌われ者"文在寅にも完敗」にある通り、韓国・文大統領にも辛辣な表現を用いています。この点はもしや左派を激怒させたのではなかろうか、と。

同誌の小倉健一編集長の名で削除に至る説明がありました。しかし削除したところでこのネット社会は恐ろしいもの。上記の通り、記事は残っています。現状は「消せば余計に拡散する」という状態になっています。さてこの麹町文子という人物。実在する女性ライターでしょうか。私は架空の存在だと思っています。

過去記事を見ても

日本のコロナは人災だ! 支離滅裂政策で国を壊滅させた無能安倍は雲隠れをやめろ(2020/08/13 15:00)
安倍晋三は日本国民に土下座しろ! 250億で追加マスクをばらまきかけた狂気に絶望(2020/08/05 11:00)
安倍晋三が日本をGoTo地獄に…ここにきて「石破総理」説が急浮上も急沈下した(2020/07/14 11:00)

などなど原稿中、引用と悪態が99%を占める(三品調べ)佐高信風の罵倒芸が展開されております。ところが今回の記事の通り麹町さんは韓国、中国に比較的、厳しい評価をしています。

ボルトン回顧録が暴露した韓国・文在寅の「二枚舌」に米国も北朝鮮も大激怒(2020/06/30 11:00)

これは保守層の読者を当て込んだかもしれません。麹町さんの政治立ち位置は反アベ、対外的にはタカ派、といったところです。

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プロフィールにある通り麹町さんは1987年生まれ、ということは33歳。週刊誌記者からの転職組だそうです。一般的な企業ならば33歳といえば主力でしょうが、メディアの世界ではまだ若手の部類。転職して間もなくならば前途ある人です。それだけに意欲的でしょうし、自分の名前を売りたい時期です。そんな人が「麹町文子」などといかにも急ごしらえのペンネームをつけるものでしょうか。私が女性ならば「神宮司真琴」的なもっと仰々しい名前にします。そして記事の特徴は至って攻撃的。

だが、コロナ禍で国民に寄り添うことができなかった国のトップに対する「通信簿」は簡単だろう。8月24日に連続在職日数が2799日となり、佐藤栄作元総理を抜いて歴代最長となった安倍晋三総理は、もちろん「落第」である。
「外交の安倍」も中国や韓国に舐なめられっぱなしで

様々な事実関係の積み重ねをした上で「落第」と論じるならばまだしも唐突にダメ出しされても説得力がありません。あるいは戦後、中国や韓国が日本を舐めなかった時代はいつあったのか逆にお聞きしたくらいです。内田樹、田原総一朗、青木理あたりならば編集部も許すでしょうが、麹町さんはまだ無名。これからの人です。本来、編集者(仕事ができるならば)は直接的な酷評を抑制するものです。同じ主義主張を持つ読者であっても「上から目線」「偉そう」と反発を招きかねません。今回の記事がニュースサイト『リテラ』ならばむしろ編集サイドは「しめしめ」ぐらいなものでしょうが、プレジデントは削除した辺り「罵倒芸」を極める覚悟はなかったようです。

もし麹町文子が実在するならば編集作業が稚拙で、ライター管理がお粗末。

もし麹町文子が編集部の中の人、あるいは架空ならば信頼性の点で芳しくない。

このことは同じくネットに記事配信する者として他山の石とします。

さて次回予告。「麹町文子は中の人ーーーー」と言いたい気持ちは心の片隅にそっとしまって、次回は朝鮮総連を歓喜させたプレジデント誌の過去記事を紹介いたします。


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