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【昭和探訪】西日本の子供たちが愛したタカラブネの折り込みチラシ

知っていますかタカラブネ

洋和菓子チェーン、洋菓子メーカーではシャトレーゼ、モンテールがシェアを伸ばしています。東京中野区の中野ブロードウェイ内にシャトレーゼが店舗を構えましたが、その対面が不二家。余計にシャトレーゼの勢いが際立ってしまうんです。

冷たい戦争、ではなく「甘い戦争」ですね。

この分野のマーケットもなかなか栄枯盛衰が激しいもの。東日本の在住の方はご存じないかもしれません。逆に関西、東海地方出身者ならばその名は甘く懐かしく感じることでしょう。

タカラブネ

本社が神戸市の洋菓子チェーンです。現在は不二家の子会社「不二家神戸」になりました。

ダウンタウンの松本人志さんがラジオ番組でお姉さんがタカラブネでアルバイトをしていて初めてシュークリームを食べた時が忘れられない、といったお話をされていました(松本家の休日だったかな)。

テレビCMもたくさんありました。

私と同世代の子供はタカラブネの名は心を打つものがあるかもしれません。購入するとプラスチックのコインがもらえ貯めると景品がもらえる。メスシリンダーのような容器にコインを入れるんですよ。私と同世代かそれ以上の方なら共感してもらえそう。

残念ながら2003年に倒産、その後はスイートガーデンという受け皿会社になり、2014年に不二家が子会社化しました。もっとも親会社の不二家が不振というのも時代でしょうか。

デザート、洋菓子という言葉が「スイーツ」というフニャケた名称に統一されました。しかし「スイーツ」という言葉にはない甘い響きが「タカラブネ」にはある! そんな昭和の同志たち共感してください(笑)

タカラブネの折り込みチラシが出てきた

古い荷物を整理していたら陶器がチラシに包まれていたんですね。なんとタカラブネのチラシ。包んでいた陶器より間違いなく価値があります。

ボロボロですみません。おそらく90年代半ばのものと予想します。

おためしセール「いまなら、180円」って…。そもそも一つが200円という値段に涙が溢れます。

これもあった、あった。懐かしい。あの長いタイプは800円だったとは。もっと高額のイメージがありました。

スペシャルモンブランが最も安価な200円。スペシャルと名乗る割に謙虚なお値段。最近こういう黄色いモンブランが消えましたね。

シューアイスが一つ50円(笑)。駄菓子プライスでした。シューアイスは親戚や近所の人が10~20個ぐらい「暑いからどうぞ」ってな感じで食べていた記憶が。家庭で買うというよりはいただき物のイメージです。

ドライアイスがもらえたので水に入れて煙をもくもくさせていました。

今、思えば洋菓子チェーンでは先駆け的な存在だったかもしれません。もう味わえない商品なので往時のファンは目で楽しんで頂ければと思います。


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