見出し画像

反省、検証、総括なき蓮舫支持者たち リベラルたちはさらに先鋭化していく!

共産党と活動家に引っ張られ過ぎた

狂乱の都知事選も小池百合子知事の圧勝で終わりました。共産党丸抱えの蓮舫さんはまさかの3位。

「3位じゃダメなんですか? 山本太郎の2倍は取ったんですよ」と蓮舫さん、前向きにとらえてください。無理ですね。失意でしょうよ。

2016年都知事選、鳥越俊太郎氏の134万6103票を下回る128万3262票とう無残な結果に何を思う、です。だって当時、鳥越氏は過去の女性スキャンダルが蒸し返されたのに、それに負ける大臣経験・党代表有、当選回数4回の前参院議員って…。

争点にならないって。

到底、票にも争点にもならない神宮外苑問題まで手を突っ込んで共産党や一部の左翼活動家に引っ張られすぎました。今回の都知事選の特徴は蓮舫氏以外、革新候補がいなかったことです。他に左の受け皿候補がないのになぜ左にウイングを広げ続けたのでしょうか。

応援LINEグループもいまだに恨みつらみで一色。蓮舫さんご本人、政党、支持者も反省、検証、総括が聞かれません。

そんな中、レイバーネットに掲載された論評「都知事選・蓮舫氏はなぜ2位にもなれなかったのか」はまあまあ芯を食った内容でした。一部を引用します。

左派から出た猛省を促す意見

7日夜のNHKの開票速報番組で、自民党の稲田朋美幹事長代理は石丸氏の健闘について、「既成政党批判の表れ。自民党も変わらなければならない」と述べました。妥当な分析です。この辺が自民党が政権党で居続けている狡猾さです。

一方、日本共産党の小池晃書記局長は同番組で、「結果は残念だが、蓮舫氏が立ち上がったことは都民を励ました。引き続き都民本意の都政をめざす」と述べました。相変わらず自己反省のないコメントで、危機感の乏しさは絶望的です。

小池晃氏は蓮舫氏を「最強最良の候補者」と絶賛しました。その時から敗北は予想されましたが(5月29日のブログ参照)、小池氏はじめ共産党指導部は今回の都知事選の経過・結果について猛省しなければなりません。

共産党支持層の69%しか蓮舫氏に投票しなかった(朝日新聞の出口調査)ことは、党指導部に対する信頼の低下を示しているのではないでしょうか。

最も「変わらなければならない」のは共産党です。

曲がりなりにも自民は石丸氏躍進について自省しているのに、共産党は「心意気を見せたぜ」みたいな超ポジティブシンキング。共産党の影響があって票を失ったと指摘されているのに全く意に介していない様子です。

痛々しいことに蓮舫支持者たちは若者、無党派層が蓮舫支持と思い込んだフシがあります。小池支持者=中高年=ダサい=保守的、蓮舫支持者=若者=オシャレ=進歩的と思い込んでいるかのよう。

ところがnippon.comが作成した年代別比率ではむしろ蓮舫支持のコア層は70代以上。共産党員の年齢構成がそのまま反映された結果です。

ただ変わらないといけないのは共産党ではなく、立憲民主党でしょうね。本当に政権を狙うのであれば単に人権、護憲、反戦、環境を連呼しているだけではいつまでも先鋭化層の受け皿です。

それでも絶対に反省できない事情がある

蓮舫陣営の中にも少なからず問題意識を持つ人はいると思います。街宣に訪れる荒くれ者支持者がマイナスなのもよく分かっているはず。

それでも反省、検証、総括は絶対にできないでしょう。断言できます。

ここ数年、野党陣営の選挙は都内中心部の街頭演説、SNSがとても盛り上がります。まるでライブやお祭りのよう。ところが結果につながりません。

候補を当選させるのが目的ではなく「選挙」を介した「ガス抜きイベント」だからです。その証拠に会場を仕切るメンバーは大方、同じ顔ぶれ。要はのべ人数が多いだけで盛り上がりは表面上のことです。

街宣に参加経験がない人、無党派にとってあの輪は相当、ハードルが高い。しかも荒くれ者、ならず者、世捨て人風情がウロウロしています。単純に怖いでしょうね。

候補や政党側も本音は当惑しているかもしれません。しかし支持者に対して意見ができないし、しようものならば「排除」「差別」と言われるでしょうね。これが野党関係者にとっては何よりのダメージ。しかも敵に回したらつばさの党化して、街宣を妨害されるかもしれない。

蓮舫氏なり共産党が「内輪ウケすぎた」と仮に言った場合、SNSは大荒れになるでしょう。これが先鋭化の罠、恐怖ですね。しかしもとは立民や共産党、またはマスコミが反政府、反自民を煽って先鋭化を進めたわけです。自分たちが育てた支持者に実は足を引っ張られているという悲惨な状況、それが今回の都知事選でした。

反省がないからまた内に向かい、さらに尖っていく。尖るということは支持者を失うことですね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?