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猫ちゃんのペースメーカー

我が家の飼い猫(日本猫、7歳)がペースメーカーの手術をした。
その経緯、費用など。
結論から言えば、本当に手術してよかったと思っている。

猫ちゃんのペースメーカーを悩んでいる方がいるなら、
少しでも参考になれば幸いです。

■費用

・事前検査(かかりつけ医)
 ①2万円ほど
  レントゲン、エコー検査、心電図検査、血圧測定、血液検査追加(外注) 
 ②1万円ほど・・・いろいろ

・事前検査(大学病院)
 ③3万円ほど・・・レントゲン、エコー、ホルター心電図

・手術(大学病院)
 32万円

・術後の経過検査 (大学病院)
 5千円×2回

・その他
 リュック型のキャリーバッグ・・・1万
 交通費(1回2千円×6回)・・・1万2千円
 術後ウェア(Amazon)・・・4千円

■症状と経緯 ~手術前まで

・2020年4月初旬~
いつもとは違う場所で、ぼーっとすることが多くなった
なんか、くつろいでいない様子を多く見かけるようになった。

・2020年4月中旬
目やにが出てた&上記の症状があったので、かかりつけ医へ
⇒症状の説明、血液検査の実施
⇒血液検査の結果は大きな問題なし
先生から、「ぼーっとしているときの動画を撮ってください」とのご指示。

・2020年4月下旬
ふらつき、痙攣の症状がみられるようになる。
ふらつき・・・座っているときでも、歩いてるときでもふらつく。
ただし、一瞬で終わって、平常に戻る。

・2020年5月中旬
かかりつけ医にて、預かり検査(・・・費用①)
⇒心電図にて異常がみられてた(簡単に言えば不整脈)
⇒追加で、血液検査(トロポニンという成分を調べる)

この時すでに、「ペースメーカー」の話は先生からあった。
ただし、ここではできないので、大学病院でとの話。

その時の気持ちは、何かしてあげたいが、そこまで大事(おおごと)なのか?
という、まだ整理できない気持ちがあった。
とりあえず、かかりつけ医でできることをやっていく、という方針に。

・2020年5月下旬・・・費用②
迷走神経の異常の可能性もあるため、それを確認する検査を実施。
⇒結果、わからず。
(心臓が異常な時に、薬を投与し確認したものだが、異常な状態が起きなかった)

猫本人の症状は変わらず、、、頻度が増えたような気さえもした。
真面目に大学病院での検診を考えるようになる。⇒心配ごと(参照)

・2020年7月上旬・・・費用③
大学病院での検査。
(病院に行くまでの足を確保するために、時間がかかった。ので、時間が空いている)

心電図、エコー、レントゲン等を実施。
心臓がちゃんと動いていないので肺に血液がたまってうっ血しているとのこと。
先生から2つ提案。
・ステロイドを投与する
・ホルター心電図で詳細な様子を検査する。
⇒ホルター心電図を実施にした。
72時間の心臓の様子をモニタリング。

幸い金曜日に受診したため、土曜日/日曜日で観察できた。
月曜日に自分で、ホルター心電図を猫から外し、病院に持って行った。
この時に、先生とお話できたので、費用について聞いてみた ⇒30万ほど

ホルター心電図を装着している間、
かなりガチガチにテーピングで装着されていたので、ほとんどジーっとしていた。

月曜に返却、木曜日に電話にて先生から結果連絡
⇒それほど、悪くない。夜中に動いていない時もあるが、その程度。
⇒先生との話から、いったん様子見すると判断。
再度、半年後ぐらいに検査をしよう、とのこと。
注:これは私が判断したこと、先生はそんなことは一切言っていない。

■手術に至る経緯

大学病院の検査結果は、それほど重大ではなかったかもしれないが
それで、症状が良くなるわけではない。
症状を見かける度にとても後悔した、見てて辛かった。
それが、ペースメーカーの手術をしてもらおう!と思ったきっかけ。

■手術とその後の経緯

・2020年7月下旬・・・費用発生無し。
再受診、その日に手術してほしい!と思ったがそれは無理な話。。。
手術の日程の決定と費用、術後の大まかな退院日程と、抜糸のタイミング、
術後の検診(ペースメーカーの様子を確認)の話を決定。
手術は、2020年8月3日に決定。
この日の検診から、電車を利用して通っている。
一人だと心もとないので、付き添いとして実家の母にお願いする。

・2020年8月3日(月)
手術実施。手術を見守らず、預けて帰った。(病院からそのような指示)
午後の17時ぐらい病院から無事に終わった旨電話あり。
・2020年8月7(金)に退院
毎日、病院から様子を知らせる電話あり。(とてもありがたかった)
術後、「胸水」が出るらしく、それが落ち着いたら退院とのこと。
また、入院中は食事をあまり取らなかったらしい。。。。
木曜日の電話の内容だと、退院は週明けになるかと心配していたが、
金曜日、急激に回復したらしく、夕方退院することに!
仕事帰りにお迎えに行った。(また母に付き添ってもらった)

・2020年8月中旬 術後検診1回目(抜糸)
ペースメーカーの記憶を見ると、術後の入院中に設定したはずの設定が生きておらず、半分以上サポートしていることが判明。(詳細忘れちゃった)
確か・・・・
①肺がうっ血しない程度の設定
②心臓が6秒間止まらないような設定
で、この日は②の設定にして、次の検査までにメーカーに問い合わせてくれる、ということに。

・2020年9月中旬 術後検診2回目
ペースメーカーの記録を見る限り、2割ほどのサポートとなっている。
このままいけば、電池は7年持つとのこと。
メーカーに問い合わせて、問題も解消。
次回の検診は2か月後。

■術後の猫ちゃんの症状

当然、ふらつき、痙攣はなくなった。
徐々に、元気に駆け回る姿も見るようになった。


■心配ごと

何が、大学病院での検査を妨げてるのか、自分なりにアウトプットしてみた。
・費用の不安
・猫本人への負担
・何度も通えるのか?
正直、費用も不安だったが、それ以外の不安が大きいかった。
猫本人への負担・・・トイレ、食事、水分の摂取が制限されてしまう。
通えるか?・・・なるべく、公共交通機関は周りへの配慮を考えて、使いたくないな、と。

結果的に、長期の目線で考えれば、ここで上げた不安なんて、一瞬のこと。
費用だって行ってみないと分からないし、やらないうちからウダウダ言っても仕方ないな、って思った。
それよりも、一時、猫本人に負担、不愉快な思いはさせるかもしれないけど、長い目で見れば、本人の為。
と思って、大学病院での検査を決意。

ただし、一回目の検診は、自家用車で。
朝一の9時に検査の予約をお願いして、6時に家を出たのに、ちょっと遅刻。。。めちゃめちゃ渋滞してた。

以上

猫ちゃんのペースメーカーを悩んでいる方がいるなら、
少しでも参考になれば幸いです。
なかなか、現実的に猫ちゃんに対して、
ここまで手厚い治療をする人は少ないようです。
でも、家族ですし、
また、元気いっぱい遊ぶ姿を見れるようになったことは、本当に本当に良かったし嬉しいことです。

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