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未来の年表と 未来の地図帳と 現実と

漫画で読む「未来の年表」と 未来の地図帳(河合雅司さん 著)を
購入してみた。
息子が貪るように読んでいる。
そして ニュースを見て 色々と質問するようになった。
僕の生きていく未来は、どうやら明るく無いらしいと気付き始めたようだ。

私は 今朝、叔母の入院手続きの帰りに ドラッグストアに寄って気がついた。
周囲が おじいさんばっかりだった。
なぜ?
「あぁ、大体 奥さんたちは足腰弱って買い物に出て来られなくなるんで」
お店の方が言ってた。
「そうなってから気が付くらしいですよ、自分だけじゃ買い物も出来ないって」
そのうち彼らも来なくなるでしょうね。
何しろ タクシーもバスも無いんですから。
昔は お嫁さんが高齢の義両親を連れて 買い物に来てましたけど
今は お嫁さんが働きに行かなきゃ家庭が維持できないですからね、
車を出してくれないし。
市や村は 低料金のバス事業やってましたけど 結局は成り立たなくなってて
もう無理だし。
80過ぎのおじいちゃんおばあちゃんに オンデマンドバスを スマホで予約しろ
って無理な話だしね。
行政にだって手の回らないことを 民間が利益も出ないのにやるなんて
絶対 無理でしょ。
税金は納めろ、だから働け、自助だから自分で介護もしろだなんて
どう考えても 無理っしょ。
終わってますよ、全く。

そうなると頑張って働いて金貯めて、都会へ出ていくしか無いんすよ。
都会なら まだ仕事も住む場所も有るし。
何より遠く離れちゃえば 親の面倒を見なくて済みますからね。
うるさい親戚も居ないし。気が楽です。
あ、老後のことは もう諦めてますよ。
俺、きっと一人で寂しく死ぬんだなぁって。死後1ヶ月も発見されないって
あれ、マジだと思いますよ。それも仕方ないっすね。兄弟いるけど仲悪いし。

聞いてもいないけど、レジの人は 一人でいっぱい喋ってくれてた。
そうだよね、そうだよな。ほんと、それが今の日本の田舎だよ。
でもこれ、未来の年表に書かれていた事と 全く同じだった。
酷いなぁ。
既に 地方は八方塞がりなのに そこに住んでいる人たちは 
誰も気が付かないフリをして 現実から目を逸らして暮らしているんだなぁ。
そして 未来の地図帳で書かれている以上に きっと人口減少は
着々と進んでいるんだろうなぁ。
この現実を受け止めきれない自分が居るので
ヨシタケシンスケさんの「それしかないわけないでしょう」を
読むことにします。

サポートありがとうございます。自分の時間をゆっくり作り出すために、遠慮なく使わせて頂きます🙇‍♀️。