どうして？と　問うても　詮ないけれど

こんな世の中になるとは思ってなかった。
２１世紀にもなって　まだ世界中で　戦争が起きているなんて。
平和を願うって　どういうことだろう？
毎日、どこかで　子供もお年寄りも　若者も　男性も女性も
無差別に殺されている
その様子を　もう見たくないと　心から願えば　本当に叶うのだろうか？

世界中の法律で　決めたとしても
財力や権力のある人間に　ことごとく破られるルール。
何のために
多くの人が　時間も労力も掛けて　そのルールを決めて
世界中で守るようにと　話し合いを重ねていると言うのに。
それを　易々と覆す人々の心の中には　何があるのだろう？
自分だけが良ければ　いい、と言うような
単純な話では無いような気がする。
本人たちは　きっと気付かないだろうけれども。
権力や財力などの力を持って
それを誇示し　それを使う人々の心根の奥底には
おそらく　本当の悪が棲みついているのだろうと思う。

そういう悪に
これ以上　呑み込まれないように
これ以上　巻き込まれないように
これ以上　泣かされないように
これ以上　染まらないように
そう思って生きてきたけれども
まだまだ　この世からは　悪は無くならない。
それが分かった以上　悪を取り込み　悪を呑み込み　悪に染まり　悪を肯定し
その中で　蓮の花のように　浄化しながら
花を　咲かせて行くしか　無いのかも知れない。