悪人（女）の賢人ぶりの怖さ

今週の「虎に翼」のタイトルが怖すぎます。
悪女の賢人ぶり　って　あーた。
女じゃなくても　悪人で賢い（悪に染まってる場合は　ズル賢いと言います）
奴らの　悪を肯定する悪人っぷりと言ったら　まぁ　本当に。

「よーく分かっています。自分が恵まれているということ。
　何もしなくても　向こうから近寄ってくると言うことは　そういう魅力がある
　ということでしょ？」

えぇ　そうでしょうとも。
見目麗しく、勉強も出来て　実家はお金持ちで　何不自由なく生きていて。
でも　本当は　不自由で息苦しくて　ストレスが溜まってて。
その捌け口に　友達を誘惑して　ブレスレットあげて、洗脳して
そそのかして　何か悪いことさせて。
自分は　ちゃっかり法律を学んでいるから　法の抜け道を知ってるし。
証拠不十分で　立件されないと分かってて
バレても言い逃れ出来ると知ってて。

悪いことして　結局はバチが当たったやつが　昔　言ってたことありました。
「殺人には教唆があるけど　万引きや窃盗させたり　自殺に追い込んでも
　教唆って言わないんだぜ。
　そそのかされたからって　自分が強く断ればやらずに済むんだ。
　やった人間の心が弱いだけさ。そいつの弱い心が悪いんだ。
　俺は悪くない。」
事実　窃盗をそそのかしたのは奴なのに　違う子が捕まってしまいました。
捕まった子は　そそのかした奴の名前を出しませんでした。
親が　奴の実家で働いていたからです。
でも子供が悪いことして捕まれば　結局は　親に迷惑が掛かります。
捕まった子の家は　いつのまにか無くなっていました。
田舎の小さな集落です。すぐに噂が広まって　居づらくなることくらい
分かっていたでしょうに。
きっと　断りきれない事情があったんでしょう（と思います）。
もちろん、窃盗するなんて絶対ダメなのですけれども。
でも
そそのかす、脅してやらせる、誘惑する、洗脳するなんて　もってのほか！
なのです。

こういう悪を目の当たりにしたら
思わず　優未ちゃんを抱きしめて　悪から守りたくもなります。

怖いもん〜。

ミサエお嬢様　ついに東大に進学が決まりましたね。
怖いですよね、こういう「悪の　何が悪いの？」と開き直るような人が
法律を本格的に学んで　国の根幹を担うべき人に育つとしたら…。

どうなっちゃうんだろう？
フィクションと言えども　ハラハラしてしまいます。