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差別しない、差別されない、ということ

種の保存に反する
この言葉は、誰に向かって ぶつけられているのか?
自民党のLGBTに対する差別を 如実に表しているように感じる。
いや、表しているのだろう。目を逸らしてはいけない。

この言葉を発した人は、多分 無意識下において
結婚とは、両性によるもので 必ず子供は産まなくてはならない
と言う 認識だろうと思う。
でも 現実は、どうなのだろうか?

身近に 結婚していても 子供を授からない人は居ないのだろうか?
子供を欲しいと望んでも授からない人、そもそも子供を望まない人、
だから結婚もしないと言う人。
反対に 一人でも子供を産んで育てるぞ、と 決意も固く努力している人
パートナーを事故や病気や事件で亡くして それでも子育てしている人

誰が エライとか エラクナイ、では無い。
みんな それぞれの立場で 一生懸命 生きているだけだ。
それが現実なのだから、その現実を 直視することを恐れてはならない。
その現実から 目を背けたままで 良いはずがない。

LGBTという括りで ものを見るのではなく、
「どんな状況であろうと、その人が その人らしく生きる権利を 
当たり前に主張しても 差別されない」
ということが大事なんだと思う。
うまく言えてないけど、でも そういう事だと思う。
誰だって、自分のことを理解して欲しい。それは 誰もが望むこと。
もし仮に 理解してくれない人がいるとして、理解できないからって
差別して良い理由になんて ならないのだ。
理解できない人を 理解できないと言ってもいい。
でも 理解できない人の権利を守る法律を作ることに 反対しないで欲しい。
法律が出来たからと言って、理解できない人に対して 何か不条理なことは 
起こりはしない。ただ変わらぬ日常があるだけだ。
理解できないのなら、分からないと言っても良い。
だけど 陰に日向に その人のことを 偏見に満ちた眼差しで、
偏見に満ちた言葉で 傷つけないで欲しい。
そんな権利、あなたには 無い。そんな権利、誰にも 無い。
自分に 差別されない権利があるのなら、相手を 差別してはダメだと思う。
もし差別が許されると思っているのなら、いつか あなたも差別される。
あなたが もしも言われのない差別を受けた時、誰にも守ってもらえない。
それは あなたに巡って来なくても、あなたの大事な人に巡る。
いつかきっと 巡ってしまう。
その当たり前のことを、因果応報というのだ。
言葉の上っ面を 頭で理解してもだめ。心の底から理解しなくては。
時代は、そういう方向に動いている。日本だけが取り残されている。

自分にとって 大事なものは 他人が決めたモノサシでは 測れない。
自分の中にある、大事なものを オープンにしても 誰からも非難されたり
差別されたりしない。
そういう時代に 変わろうとしている。きっと 変われるのだ。
だから今ある常識や昔からある常識を疑い、自分の心を畏れず真っ直ぐ見つめて
その見つめた目で 現実を見るようにしたいと思う。
私は 自分の中にある無意識の差別を見つめてみた。
意外に多くて、びっくりした。
偏見や差別なんて 今まで受けてきた教育や躾や 親の常識の受け売り
だったりする。だから 無意識に蓄積されていて その闇に驚く。
自分にとっての当たり前は、誰かにとっては、当たり前では無い。
自分がこうやって生きてきたから、あなたにも出来るはず、だなんて
簡単に 決めつけないようにしたい。
これからは、一緒に乗り越えて、一緒に前を向いて少しずつでも良いから
誰にとっても明るい時代になっていくように 努力していきたいと思う。

今国会でのLBGT関連法案の提出を辞めたと、報道を見た。
議論が尽くされていない? へぇ。 確か、国民投票の法案の時は
し尽くしてなくても「議論は尽くした」って言ってたよなぁ?
都合よく変わるもんだな、認識ってものは。
政治家に 自分の人生の大事なことを委ねていて良いのだろうか?
真剣に考える時期が来ているのだろう、と思う。



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