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占いは当たったからといって変化は起こらない

前回、占いを信じなくなったきっかけを書きました。

占いから距離を置いていた頃、職場には占い大好きな同僚が何人かいました。同僚らはあそこの占い師があたると聞けば東に行き、この占い師がすごいと聞けば西に行っていました。

「あたったの。すごいの」と大興奮して話をするのに、時間が経つと「悩みが解決しないから」という理由で新しい占い師に占ってもらいにいく。

同僚は一体何がしたいのだろう?

と私当時それはそれは冷ややかな気持ちで見ていました。

前の占い師さんはあなたのことを言い当てたんじゃないの?言い当ててくれた人の言葉を信じたんじゃないの?アドバイスをもらったのならそのどうしてそのアドバイス通りにしないの?

悩みや身近にある選択肢のどちらを選べばいのかを解決したいといいながら、やっている行動は解決しようと思ってるようにはとても思えなかったのです。

本当は悩みがあるフリだけで、単純に占ってもらう行為が好きだから悩みや問題を占い用に創作していただけなのかもしれません。それを意識的にやっているなら構いません。本人は楽しみたいだけだから。

でも、悩みを抱えていながら占いにハマっている姿は心のどこかで「問題を解決されては困る」と自分にストップをかけているようにみえました。だから解決の一歩となる行動はしない。

あの占い師さんはこう言ったけど、やっぱりそうするのは怖いし、それをしたらどうなるかわからないし、どうしようどうしよう、わからなくなっちゃった、あの占い師さんの言うことはダメだわ、また探さなきゃ。

そんなメビウスの輪にはまり込んでいるように見えたのです。

あたる占いでも自分が実際に行動・選択しなければ何も変わらない。変化を起こすのは占いではない、自分自身だ。

同僚の姿を見ながら知らず知らずのうちに自分の中で気づきが生まれていました。

(続きます)





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