自分の内面の話
立て続けにブログを書くのは、やることがない証拠。
さっき自分の体験を書いたので、今度は自分の内面について書きたくなった。
今さらだから隠すつもりもないけど、うちは金のある家に生まれた。
ただ父の方針で周りが思ってるほど、僕は優遇されてないと思ってる。
実は昨日の話だ。
作業所の見学にいく直前に父から携帯に着信があった。その電話は出られなかったのだけど、また昼過ぎに電話があった。
僕は父の建てたマンションの管理人職を務めていたが、僕サイドから見ると酷いパワハラにあったので、自ら退職を申し出た。
それ以来、父とは気まずくなり・・というか、親子ではあるが父とは雇用契約を結んでいたので、パワハラの加害者でもあって、彼と喋ると僕は自分が保てなくなると思ったので、しばらく距離を取っていた。
先週ぐらいだろうか。
ひさびさに父から着信があった。
それまでは電話に応じたことは無かったのだけど、気まぐれに出てみた。
用件としては「マンション事業の運営を管理会社に任せるので、図面が欲しい」という話だった。
「間取りや部屋数が分かるものでいいのか?」と確認を取り、「そのデータは現在の彼の奥さんである、長年来のもと愛人に渡した」旨を伝えたのだが、僕も一応データは保存してあるので「希望するなら届けますよ」と伝えた。
また紙媒体での資料を求められたのだけど、現在の我が家のプリンターでは鮮明に印刷するのに手間がかかり、「どうしても紙じゃないといけないのか?」と問うと「うん」と言われた。
急ぎじゃないと言う話だったので、僕はのんびり構えていたのだが、同日の夕方にまた電話があり、その電話で父と喋ってると急に心臓がキリキリ痛み出し、「申し訳ないけど電話を切らせてくれ」と申し出た。
用事としては「わし、いま暇だから書類取りに行こうか?」ということだったが、こっちの手間なんて向こうは知らないし、そしてまだ直接対面するのにベターな時期かどうかというと、体調面の不調からベターではないと自分では思っている。
結局、そんなことがあったものだから先週末、僕は父宛にメールをした。
それは直接対面したくないという僕のワガママと、電話で「こんな資料」と言われてもお互い思い違いがあってもいけないから、データを添付して内容を確認して欲しいと書いてメールした。
そして昨日、そのメールを見た父より電話があって「違う、この資料じゃない。もっと配電盤とか・・分かるかな?」と言われ、ニュアンスで「そうだったんですか」とは言ったものの。
僕は一年前に仕事を辞して、昨年の1月に急に引き継ぎをやるから資料を用意しておいてくれと言われ、夜中すぎまでかかって電子データに資料をまとめた。
そして(もう関わりたくないし、職場にいくことはドクターストップもかかってたので)、いっぺんに終わらせたいという思いから、工事完了時に建設会社から渡された紙の資料なども全部持って行った。
そんな配電盤とか詳しい資料は僕の手元にはない。
僕の後釜は、現在の父の奥さんがやることになった。
ほんのわずかな短い時間しか取れなかったので、「引き継ぎで分からないことがあれば、また連絡ください」と伝えた。
本来は、その奥さんが電子データも紙の資料も保管してるはずなので、一年前に中途で仕事を放り出した人間に、それを聞かれても・・と正直 思った。
第一、その管理会社とは仕事をしてた当時は僕もやり取りしてたものの、父も気を使ってメールして来たまではいいのだけど、「管理会社の担当のメールアドレスは分からないか?」と聞いて来た。
正直、そんなもん知らん。
一年の間に担当者の変更があったかも知れないし、僕がその会社に電話して「担当の変更はないか?」と聞くことも出来るが、現在その職に就いてない人間が聞いて、教えてくれるものなのだろうか??
そう思って、僕が知りうる範囲内の連絡先をメールして、「申し訳ないけど、担当が変更してる場合は分かりかねます」と返事を送った。
それからの昨日の電話である。
親子関係はギクシャクしてる。
そして僕は仕事を辞めて、一年になる。
なのに、その程度のことをなんで俺に聞いてくるのか理解が出来ない。
僕は思い切って聞いた。
「本来、そういうことはアナタの奥さんが今の管理人なのだから、まずは奥さんに聞くべきことでは?僕には計り知れないけど、コミュニケーションの点で問題はないのですか?これは仕事なんでしょ?」
前半、僕は自分の中の感情を隠し切れなかった。
だらだらと身内の愚痴話をつい連ねてしまった・・。
父はどうやら僕に対して悪い感情がないことは感じてる。むしろ気にかけてくれてる。
それは理解してるつもりだけど、その奥さんはいったい何を考えてるのだろう??
そもそも僕が職を辞した理由の大きな一端は、その奥さんにある。
一昨年の9月に雇用したアルバイトの年上の人間が、父の奥さんに対して、僕のあらぬ噂を告げ口してて、僕の評価は大いに地に落ちた。
その多くは身に覚えのないことで、むしろそう思ってたのなら直接伝えてくれればいいのに・・と、そう思った。
いよいよ僕のストレスがマックスを超えて、身体に症状が出るようになった。
毎日、道で倒れた。
ある時は銀行。ある時はコンビニ。そして、職場でも倒れた。
その時はバイトの人に見つかって、救急車を呼ばれた。
搬送先は掛かり付けのいつもの病院で、いつも話を聞いてくれてる僕の担当医がそこにいた。
「また症状、出ちゃいましたかー」と、カジュアルに言われ、僕の気は楽になった。
そして家でゆっくり出来たのだが、その数日後、今度はファミレスで倒れた。
ファミレスの人は、そんな人を見るのは初めてのことだから大慌てで、救急車を呼んだ。
僕は(意識はあるので)、掛かり付けの病院への搬送を希望した。
ところが病院からは「受け入れるなら、入院が条件です」と伝えられた。
当時の僕はまだ仕事をしていたし、アルバイトの方も雇用してた立場上、仕事を休んで入院するわけにはいかなかった。
だから搬送をことわり、ファミレス店内にいることも出来ず、自分の車の中で休憩を取り、少し症状が落ち着いたタイミングで自ら車を運転し、自宅へと帰った。
後日、「これはまずい…」と思った。
もし自分がまた倒れて、本当に入院することになると業務に支障をきたす。
だから父に電話して「最近、病気の症状がひどく、先日も倒れたら入院を条件に出された」旨を伝えた。
その日は土日だったので、暇してた父は「近くにいるから直接行く」と言い、電話を切った。
そして現れたのは父とその奥さんのふたりだった。
僕は正直にストレスの原因を父に打ち明けた。
なんでもアルバイトの方は、僕の勤務態度に腹据えかねるものがあったらしく、父の奥さんに一度 怒りの陳情の電話を入れたそうだ。
「あんな失礼なヤツの元で働けない!」と。
奥さんは大慌てし、ただ「言った言わない」のケンカに巻き込まれるのがイヤだったらしく、そのバイトの彼が言う一言一句をメモに書き留めたのだそうだ。
僕のどこが悪かったのか?それが分からなくて、僕は悩んでいた(原因はそれだけじゃないが)。
だから僕は「そんなにあの人を怒らせるような悪いことを僕はしたんでしょうか?」と聞いた。
すると父は「知らん。わしは嫁に聞いただけやから」と答えた。
そして父の奥さんに何を聞いたのかを質問した。
彼女は「答えたくない」と言った。何故なら、その時に書き留めたメモがないから。
ちなみにそのメモは車で5分とかからない彼らの邸宅に置いてある。
父は「だったら取りに行こうか?」と言ったが、「それはいい」という話になった。
もう僕には分からない。自分がどんな悪行を働いたのか。
だから聞いた。
「じゃあ、僕とそのバイトの方、どっちが異常で、どっちが正常ですか?」と。
父も、その奥さんも二人とも答えは一緒だった。
「お前(僕のこと)が異常で、バイトの◯◯さんは正常。」
そして結論としては、もっとバイトの人に配慮しろということで話は終わった。
その日以来だ。
僕は自宅に帰ることが出来なくなった。
僕なりに充分配慮して、それが足りないというのなら、それ以上のことをしなくてはならない。
だから、それが怖くなって職場に3日間泊まり込んだ。
さすがに3日はヤバいな・・と思って、家に帰る口述として妹の家でメシを食うことにした。
そうでもしないと職場を離れられなかった。
その3日間、僕はバイトの方以外とまともな会話を交わしてなかった。
そんなつもりはなかったのだけど、いつの間にか僕は妹に自分の心情を話した。
話してるうちに自分で「あ・・これって俺が死ねば解決する話じゃん!」と思った。
感情的に「死にたい」とかでなく、周りを円満にするためには俺が死ぬのが最良の方法だと冷静に思えた。
しかし、そんなこと普通は思い付かない。何が普通か知らんけど。
妹もそれを感じたらしく、たまたま翌日は心療内科の通院日だった。
で、家族に付き添われ医者に行くと「一月半の休養を要する」との診断書を出してもらった。
僕はもう何も考えられないし、考えない方がいいと思った。
家族は別に(父は除く)、僕の死を望んでないことは知っていたので、雇用主=父に対して僕が休む必要があるという説明は家族に行ってもらった。
家族の尽力のおかげで、僕は仕事をしばらく休み、そして辞めるという選択をした。
辞めると父に告げた時は、憎まれ口を叩かれた。
父としては、僕のことを思ってマンションを建築したという側面もあったのだから(本来の目的は、相続税対策)、怒るのは当然だ。
自分を悪者にして考えを止めるのは思考停止だと思うが、父もその奥さんも「僕が異常」というのだから、それは僕が悪いという見方で世間的にも話は終結したのだと思う。
仕方がない。
自分の能力不足なのだから。
しかし、ひとつの疑念が未だに残る。
何故、父の奥さんはあの時「メモを取りに行く必要はない」と言ったのか。ややこしい人間関係に巻き込まれたくなかったのか。
それならば最初から雇用関係に関わってないバイトの方の愚痴なんて聞くべきじゃなかったと思うし、言われたとしても「本人か、雇用主である旦那に伝えて下さい」と言えば済む話だったと僕は思ってる。
この話は場所を変え、何度かネットにも書いたと思うが、今回の父からの電話を受け、再び自分の中でこの話が蒸し返された。
正直、感情的なものが僕の中で収まってないことは、父と喋っただけでストレスを感じ、心臓が痛くなるという症状が出たことで、明らかだと思う。
もう一年も経過したのだから、水に流せばいい話しなんだろうか??
そして、僕は人が信じられなくなって、一般企業での就労に自信がなく、障害者として働くという選択をした。
父の言葉がすべてではないが、あの時ぼくは狭い世界の中にいて、それしか見えてなかった。
再び働き始めることで、世界が開けるのだろうか。
そういえば、僕の担当医が父と母を呼び出し、僕の病状について説明をしたこともあった。
うちの父は会社を創業して成功させた人間なので、自分の考えが強い。それは信念といってもいいレベルの。
うちの父は医者にこう言ったそうだ。
「あいつの病気は、あいつ自身がつくり出したものだ」と。
確かにそれも正論だろう。
そして、こんなにも社会的弱者に落ち果てた自分の意見を傾聴する人なんて稀だろう。
しかし、これは事実である。
まあ、ほぼ誰からも信用されてない自分が発した言葉なんて・・・という話だが。
身内の恥を暴露する形になったが、これは僕の内面の話で、些細なことがきっかけではあるが、ふと昔のことが思い出されたので、つい書いてしまった。
幸か不幸か、私はいまフリーの身である。
内心の自由は国に保障されてるし、この事実を公言したところで、プライバシーには配慮してるつもりだし、事実を書いたところで名誉毀損には当たらないと思っている。
ただ、こんなにもあからさまに身内の恥を普通の神経の人が書くのか?と、問われれば答えはノーであろう。
・・・ということは、やっぱりあの時の二人の言葉、「お前が異常」というのは正論だったということになる。
最近聴いてる歌で「行くあてがあるけど 行くあてがない」という歌詞があって、なんか意味分からんけど、そんな心境だ。
あぶらだこ 猫の角
https://www.youtube.com/watch?v=buBEGHbiX7
とっ散らかっちゃったけど、僕の内面の話でした。
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