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DIYダイヤリー 4.15

築古戸建プレイヤーとしての自分

まだボロ戸建と呼ぶには若輩である。まだ水中でもがいている段階であることは明確。

現在の進捗状況
2023年12月に1号物件を契約
2024年1月に物件決済(残置物処理済み)
2024年2月にリフォーム開始

2024年4月現在
3DK平家という昭和によくある間取りを今風にすべく、DKと1部屋をつなげてしまって「2LDK」にしようという戦略。

壁を壊し、床を剥がし、束を増設して、根太をはりなおす。
そしてこれからやっと構造用合板を貼っていく段階ですね。
(スタイロも残ってる)

やっていて思うことは、すごく時間がかかるということ。

実際の現場に入るのは初めてで、師匠はおりません。全てひとり作業。

わからなければ検索。Youtubeみたらなんとかなります。
ってな感じでやっていると、まー進みが悪いでありますね。

ワタクシ本業は機械メーカーにて組み立て・修理・据付等、機械全般の経験は15年ほどあるので、作業すること自体には慣れております。

しかし、木やコンクリが主戦場となる住宅というのは、だいたいにおいて経験が通用しないと痛感させられました。

機械の据付となると、1mあたりの傾斜が0.05mmとか当たり前だけれど、住宅は新築基準でも1mあたり3mmとかでオッケー
「え、楽勝じゃん」とか思ってました。
はい、懺悔します。舐めてました。

木材というものは、ひとつとして真っ直ぐなモノがないのであります。
平気で数ミリ反ってたりするし、同じ角サイズで買っても1mm弱幅が違うのもある。

それを組み合わせていくと2〜3mmのズレなんて平気でちゃうのね。
それを「よぉ〜し。1mm以内にするぞぉ〜」なんて必死こいてたら何日あっても前に進めまてん。
ましてや今回リフォームしておるのは築60年にもなろうかというザ日本家屋でありまして。測れば測るほど、真っ直ぐなところなんてないし驚くほどにズレておりました。

実際床に着手する前は
「床が水平じゃなければ根太で調整すればいい」程度の気持ちだったのが、いざやってみると
・基準となる構造体(根太をかけるとこ)が傾いている
・敷居とか鴨居とか、全部傾いてる
・構造体が思ってたよりもショボい
・部屋と部屋の境目があり、床の構造が違う。
といった、たくさんの問題点がでてくる。

こういった問題に出会うたび、悩み・嘆き・落胆する。
しかしそれを解決することによって間違いなく経験値は上がっていきます。
というよりも、問題点に出会うことがなければ経験値があまり上がりませんね。

だからこそ、こうして時間をかけてでもひとつづつ進めていってるのです。
リフォーム業者に投げてしまえば自分が本業してる間も並行して進むので完成は格段に早いですが、ここでしか積めない「経験」というものがなくなります。

この「経験」こそが今回のリフォームの目的。これがワタクシのメソッド。
1コ目にじっくり時間をかけて、2コ目以降の土台にする。

リフォームやってて、ほんとうに楽しいです。

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