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甚兵衛さん、ドッグランデビュー

 甚兵衛さんと念願のドッグランデビューしてきました。
行く前は大きな心配事があったけど、行ってみてよかった。

 大きな心配事ってなんやろ?ってことですが、甚兵衛さんは「おいで」が出来ません。出来ないと言うとちょっと違うか。

 甚兵衛さんの「おいで」は、

・散歩中に
・連れている人間がおやつを持っていて
・甚兵衛さんがそのおやつを食べたくなったタイミングで
・自主的にお座りをして
・それに気づいた人間が袋からおやつを出して
・「おいで」と言うか言わないかのタイミングでおやつを貰いに走ってくる

というセルフプロデュース型の「おいで」です。

 散歩中は上記のセルフプロデュース型ですが、ノーリードで放している家の中では、いくら呼んでも甚兵衛さん自身が「なんか貰いに行こうかな?」と思ったタイミングでしか寄ってきません。
そんな状態でドッグランで解き放たれた甚兵衛さんを捕まえて家に無事に連れて帰ってくることが出来るのか?というのが最大の心配事でした。

 ドッグランの中でのノーリードになった甚兵衛さんは、初めて来た場所ではよく見る光景の「マブヤーを落とした」状態になっていて、心ここにあらずで周囲の匂いをかぎ、柵沿いに歩いて出られる場所を探し、気になる場所は掘り返してと、緊張したご様子。

 しばらく、大体15分くらいは隙にさせた後、危険な物はなさそうだけど、まだちょっと不安だなといった表情の甚兵衛さんに、遠くから「おいで!」と声をかけると、小走りで嬉しそうに駆け寄ってきてくれました。

 甚兵衛さんは「おいで」の意味は解っていて、家の中ではどうやら部屋が狭すぎて甚兵衛さんの中では「もう充分近いところに居てますやん」という気持ちだったようです。
伸縮リードや10mを超えるようなロングリードも使っていなので、外でも最大2m程しか離れていないので「おいで」と言われても「これ以上近くに行く必要ないやん?」という気持ちだったのかも。

 家にお迎えした頃はとにかく人には近寄らず、散歩中も隙あらば逃げ出そうとしていた甚兵衛さんが、ノーリードの状態で「おいで」と声をかけたら小走りで走り寄ってきてくれるのはかなり嬉しい体験でした。

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