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NH*G PLT(SFC修行記 最終回)

再び修行が凍結されてから2ヶ月。
ぽつぽつと出張の打診はありましたが「真にやむを得ない場合」以外の出張は不可とされているため、国内出張も全て立ち消えとなっていました。

8月、9月を無為に過ごし

「ああ、俺はここまでの男だったのか……」

と、ラスボス前で叩きのめされたRPGの主人公のような気持ちでいたのですが、突如カミさんの職場の移動制限が緩和されました。

当人の越境移動は依然として禁止のままでしたが、同居家族についての規制が取り払われました。

自分の職場の縛りは、取引先の出入り制限は続いていますが、禁止区域が明確にアナウンスされるようになり、そこに抵触さえしなければあまりうるさく詮索されることも少なくなりました。

修行を再開するにあたり、下手にお伺いを立ててしまうと藪蛇になるのは学習済みだったため、ルールには違反しない形で「ダマで行く」ことにしました。
もちろん後に問い糺されても正直に答えます。ルールには抵触していないので。

決行は10月3日(土)。
路線は仙台ー小松。日帰りです。

大都市を絡めた移動の自粛要請は継続されていましたが、宮城県と石川県は対象地域に入っていませんでした。もう残されている路線はここしか無く、タイミング的にもこのときしか無いと決断しました。

13レグ目。10/3 NH3161 SJD-KMQ(9:55-11:00)

またも車で仙台にやってきました。途中高速道路に乗ろうとしたところ、インターチェンジに「工事中」の表示が出ていて乗れず、6:00の開通を待って乗ったため10分ほどロスがありましたが、8:30頃には到着しました。

この路線はIBEXエアラインとANAのコードシェア便です。解脱フライトがANAではなくコードシェア便になってしまいましたが、IBEXもボンバルディアCRJ 700もお初なので、かなり楽しみにしていました。

空港でも初の試みに挑戦しました。BRZステータスで12レグ乗ってきましたが、1000マイルを支払ってのラウンジ利用は未経験です。今後はPLT、SFCとしてラウンジを利用するので、ここで体験しない限り次はありません。

ということで、入り口でお姉さんに申告してラウンジを利用しました。

アップグレードポイントかマイルのどちらを利用するかの確認はありましたが、あっさりマイル減算の処理も終わりサクッと入室できました。

今回も8時間ルールがあるためビールは自粛。
自分が入室した時点では先客は3名ほどでしたが、30分も経たないうちにほぼ満席となり、3密に非常に近い状態となってしまったため退室することにししました。1000マイルで30分、オレンジジュース2杯と割高なラウンジ入室となってしまいました。

搭乗時刻になり機内に入ると、乗り慣れたANAとはCAさんや機内の雰囲気も違い、ちょっと新鮮で、離陸後の巡航もスムーズで乗り心地も上々。
機会があればまた乗りたいなと感じるフライトでした。

1時間ほどで小松空港に到着。土曜日だったため空自の訓練はお休み。
展望デッキはお子様連れが10組ほどいて、おじさん一人だと目立ったので早々に撤退しました。

雨が振り出す前に、空港と航空プラザ付近でIngress活動を行い、航空プラザの見学をして空港に戻りました。

航空プラザ

航空プラザは実機の展示が多く、コクピット等も間近で見れるので楽しめました。屋外展示や、屋内展示でも古い機体が多いので、破損が目立つのが残念ですが、無料なので文句はなし。売店では航空祭で見かけるようなミリタリー系Tシャツ中心のお土産が充実していました。

お昼は金沢カレー。

カツカレー

新型コロナの影響で閉店してしまったお店もありましたが、こちらは頑張っていました。

お土産には棒鮨と日本酒を手に入れ、貸し切りのカードラウンジで搭乗時刻を待ちました。

14レグ目。10/3 NH3162 KMQ-SDJ(14:35-15:35)

最終解脱フライトです。
とはいえ短距離便の普通席で、往路と同じ機体で戻るだけなのでコレと言った感慨もなし。ひたすら順調に、平穏無事に仙台空港に到着しました。

仙台空港のインターチェンジで今度は事故渋滞に捕まってしまいました。本線に向かうランプの途中で詰まっていたため、行くも戻るも出来ず30分ほどロス。
今回は往復とも高速道路のインターチェンジでのトラブルに遭遇し、余裕をもった旅程の大切さを改めて感じました。

まとめ

最後にあっさりですが、解脱フライトからの出来事を時系列で追ってみます。

10月3日15:55 解脱フライト着陸。

10月4日 早朝 BRZ画面で50,000ppまで加算済み。

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10月4日 夜BRZの色で次年度PLT条件達成の表示。(翌日だったかも)

PLT到達

10月5日 ステータス画面がPLT色のPLT表示に変更

この日のうちにWEBからSFCへ切り替えの申込書請求。

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10月10日 SFC申込書到着
10月11日投函

SFC申込書

10月16日 PLTキット到着

PLTキット

10月24日 SFCカード到着

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と、駆け足でしたが、PLT、SFC修行を無事解脱することが出来ました。

当初の目論見は、出張で40,000pp稼いで、残りの10,000ppは貯まっているマイルをSKYコイン化して修行を行うつもりでした。

終わってみると
シンガポール出張で10,000pp。これが20,000ppに化けました。
4月の修行で10,000pp。これも20,000ppに化けました。
というか化かしました。
7月の修行で8,500pp。
10月の修行で1,500pp。
と、全く目論見と違う形となってしまいました。

トータル

かかった費用は総額で24,4400円。
SKYコインを充当したのが90,000マイル=14,4000円。
残り10,0400は現金持ち出し
そのうちUG料金が60,000円。残りの4,0400円が運賃の補充分です。

後半、7月以降は主に職場の新型コロナ対応の影響でpp単価を考慮する様な余裕もなく、とにかく飛べる時に飛ぶという形になってしまったため、10月の解脱フライトに至っては往路が31.0、復路が27.2と普通の修行ではありえないpp単価でも飛ぶ羽目になってしまいました。
少なくとも当初の目論見通りバリュートランジット運賃中心の修行ができていれば……とも思いますが、勝てば官軍、晴れてSFCを持つことが出来たので良しとします。

SFC修行としては甘い修行となりましたが、コロナ禍で飛んでいない、飛べなかったあいだが一番の精神的な修行の期間となりました。

来年以降、この新型コロナがどのような展開になっていくか、ANAがどの様な形になるのかは想像も付きませんが、願わくば飛びたい時に飛べる世の中が早く来ることを祈って、また、来年以降、修行に出たい人が自由に修行できる世の中になることをお祈りして。

おしまい。

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