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クラシック② 音楽でみる世界史

どうも!ハリーです。二回に分けてみてきたクラシックですが、今回は歴史と絡めてお話していきます。音楽史と呼ばれます。世界史勉強中のあなたも受験勉強に疲れた学生さんも少し覗いていってくれると嬉しいです。では参りましょう

音楽史は主に5種類

音楽史は大きく分けて「中世ルネサンス」「バロック」「古典派」「ロマン派」「近現代」に分かれます。近現代は特に内容が薄いので、実質4種類です。最初に知ったときは「古典派」が全然古典じゃなく困りましたね。

ではまず「中世ルネサンス」です。中世のヨーロッパなので世界史では「宗教改革」や「百年戦争」あたりを想像してください。さて舞台はフランスです。信者に教えをわかりやすく伝えたいため、キリスト教によってクラシックが讃歌として利用され始めました。特に派手好きなカトリックの讃歌は簡単だったので人気でした。そしてフランスのライバル イギリスにも百年戦争をきっかけにクラシック音楽は流入しました。

宗教改革が起こり、派手なカトリックと地味なプロテスタントに分かれたことでプロテスタントの讃歌も人気となりました。なぜなら母国語に訳された讃歌が増えたことで欧州各地に散ったプロテスタントも母国語で歌うことができたからです。これをきっかけにイタリアにもクラシック音楽文化が流入しました。

中世ルネサンスで栄えた音楽家たち↓

カトリックの儀式(ミサという)専用曲を作曲したデュファイ、簡単なメロディに変えて歌いやすくしたバンショワなどが有名です。

つぎに「バロック」です。時代としては「絶対王政」「フランス革命」くらいでしょうか。絶対王政によって貴族や王族の文化が爆発的に活性化しました。貴族のたしなみとしてオペラハウスが建築され、クラシック音楽にも長調や短調などといった形式が導入されました。絶対王政はフランスだけでなく、イギリスやイタリアなどといったヨーロッパの大国すべてで発生しましたから各国で宮廷につかえる作曲家が増えました。またこの頃に「歌×合奏」の協奏曲が発明されました。

バロックの作曲家たち↓

有名な人がこの頃からバンバンでてきます。養育院の患者のために作曲した「四季」で有名なヴィヴァルディ。患者が聞いていたからあれだけリラックスできる曲調なんですね。オペラ曲のプロ ヘンデル。そしてプロテスタントの宗教音楽を手掛けた「音楽の父」バッハもこの頃です。

フランス革命後、貴族や王族から離れた作曲家は市民に向けた作曲を行うようになります。市民にウケる曲を描いては売り、コンサートなどでお金を稼いでいました。庶民が口ずさめるような「和音伴奏曲」やなじみ深い物語をもとにした「シンフォニー」が人気となりました。また神話やシェイクスピアを筆頭とした戯曲(演劇)がオペラとして公演される傍らでBGMとしてクラシック音楽は活躍しました。

古典派の音楽家たち↓

このころの作曲家は市民のリアクションに敏感な人たちばかりです。神童 モーツァルトやベートーヴェン、ハイドンなどが有名ですね。

産業革命後の近代的な世界ではロマン派と呼ばれるクラシック音楽が人気となりました。演劇などの文化が栄えたことで器楽のみを用いたブラームスや器楽以外の声楽も取り入れたワーグナーが派閥を組みました。この時期から音楽は庶民にとってなくてはならないものとなり、結婚などの祭典には必須の要素となりました。

ロマン派の音楽家は大変多いです。演劇や祭典に寄り添った曲作りが主流となり、シューベルトやワーグナー、チャイコフスキーやドヴォルザークが有名です。

その後の音楽史は目ぼしいものはあまりありませんので上記のスライドを活用してください!

今回は以上です。かなり省略した部分もあるので詳細が気になった人は僕のインスタへ↓↓↓
http://Instagram.com/jiao_qing.hai

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