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167 国際女性デー

「国際女性デー」男女の格差をなくそう。昭和に取り残されたような工務店勤務の私が語るにうってつけの日です。

私は今年で満50年となる工務店に勤務している。現社長は先代のお父様(現会長)から引き継いで20年前後。市内近郊を含めてこれまで500軒以上の注文住宅を設計~建築請負してきた。

先代が現役のころをご存知の方もいるような、社員定着率がよい会社に派遣社員から入って4年目。それまでは都内で自分より年下の社長がやっているような会社で勤務してきたので、この会社のありようには今でも面食らう。

まず、出社すると、女性社員は掃除をしなければならない。男性社員はやらない。男子トイレ掃除割り当ての男性社員もいるが、その人はごみを捨てるだけ、掃除をしているところを見たことがない。女性社員は3人いる。一人はトイレ掃除、もう一人は拭き掃除、私は床のモップ掛け。トイレ掃除の方がコロナ禍でラッシュを避けて出社するため、その分は拭き掃除の方やたまに私が兼業している。だからといって女性の仕事が軽いわけではなく、女性も男性と同じように残業する少数精鋭型経営。(私は、仕事量が少ないのと、未成年の子どもを持つシンママなので残業は極力控えているし、みなし残業時数も少ない)

私は社長の隣の部屋で入出金管理や書類回し、たまに社長の秘書的なことをやる人だが、ある男性社員から蔑まれていると感じている。明らかに私案件の書類が私を避けて回ったり、私発信の回覧がその人で止まってしまったり、挙句の果てには彼に聞こえる距離でほかの社員と話していると、人払いするように咳をされ、話が出来なくなる。朝の挨拶もなく(私以外の人には挨拶したり、親しげに話をするのに)、話しかけても無視は当たり前、精算金を渡してもお礼すらない。今年の初出勤、少しの期待を込めておはようございますと言ったが、しっかりスルーされたので、この人には何も期待しないことにした。

もし、私の仕事を男性がやっていたら、この人はそんな態度をとるだろうか。そもそも、経理総務系はどうして女性でなくてはならないのだろうか。その他、女性社長に横柄な態度をとる大手企業の部長とか、ドラマのテーマになりそうな男女差別、令和の世の中でもまだまだ消えない。

先日見たテレビ番組で、日本はこの数年間インフレやコロナ禍にもかかわらず平均給料がほぼ横ばいだというニュースを見た。女性社員はお茶くみコピー取りをしていればよいという昭和の価値観から抜けられないじゃぱにーずびじねすまん様へ。そのような価値観が自分の首を絞めているかもしれないという危機感を持った方がよい。


#国際女性デーによせて

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