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上級ハムの試験問題を理解する試み(11)

平成30(2018)年8月期の問題です。

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磁力線というのは、磁界(磁場)の様子を図示するために導入された仮想的な線のことで、単位断面あたり磁力線が貫く数によって磁界の強さを表します。磁力線は、N極から出てS局に入り、その接線の方向が磁界の向きを表します。磁力線どうしは交わらず、隣り合う磁力線は互いに反発します。

磁界が強ければそれだけエネルギーが高い状態にあります。したがって、それが変化できるような場合はエネルギーが低くなるよう、つまり磁界が小さくなるように変化します。単位断面あたりの磁力線の数が磁界の強さを表しますから、磁界が小さくなるという数的な表現と磁力線が反発するという図形的な表現は物理的に同じ現象を表すのです。

正解 4

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