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超小型短波ラジオのファーストインプレッションを書いてみる

先日の仙台行には間に合いませんでしたが、Amazonから超小型の短波帯付きラジオを1個(「台」ではない!)購入しました。 それを早速使用してみたので、その第一印象を記しておきたいと思います。

まず、手に取ってあらためて驚いたのは、本機の小ささ。 縦90mm×横45mm×厚み18mmという「超」の付くコンパクトさ! 昔、電車通勤時に株式市況や野球中継を聴いていたポケットラジオより更に小型な筐体ですから、ポロリと落として無くさないように注意する必要がありそうな程です。 この小さなケースの中に、MW522~1620KHz、FM76~108MHz、SW4.75~21.85MHzを受信可能なラジオ機能と、マイクロSDカードを利用したMP3プレイヤー機能まで併せ持っているんだから、更に驚いてしまいます。

さてさて、肝心の受信性能はと言うと。 FMの感度は、なかなかに良好。 首都圏の主要な放送局が、強力にバンバン入って来ます。 音質も、サイズの割に悪くない印象。 これは、スマートフォンの開発に伴う技術なのでしょう? 昔の小型スピーカーとは比較にならない向上具合ですね。 取説のスペック欄には、「Φ28mm 6Ω 12W」との記載がありました。

それに比べ、MWの感度はあまり良くないようです。 内蔵のバーアンテナが小さ過ぎるせいか、ラジカセと並べて比較しても、私の住む茨城県つくば市に於いてAFNの入感が弱目なのは残念。 なにか補助策が必要と感じました。

最後に、今回の購入の原動力でもあるSW帯の受信性能。 最長で250mmしかない内蔵ロッドアンテナだけではどうにもなりませんが、その先端に2m程度のビニル被覆線を繋いでやると、夜の海外放送が賑やかに聞こえ始めました。 もちろん、通信型受信機の性能には及ぶまでもありませんが、少なくともポータブルラジオと比べても遜色のない能力を持っていると評価出来そうです。 今や、そのほとんどが中国語で、英語や、まして日本語放送などは風前の灯的状況の短波帯ですが、今後暫くじっくりと使って本機の性能を検証してみたいと思います。

因みに、FMの帯域が108MHzまである事、MWの周波数可変ステップが、9KHzと10KHzの選択可である事を鑑みると、海外旅行のお供でも活躍してくれそうですね。

by JI1OFO

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