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いつか夜空で JI1OFOの無線局日誌

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昭和の子供が熱中した“アマチュア無線”。  「少年」は「おじさん」となり、令和の時代を迎えた今も変わる事なく夢中です。
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2021年8月の記事一覧

ん十年ぶりのシーメンスキー

つい先だって、俄かに活用する事を思い立ってプラグの交換を行ったTELEX社のヘッドセットですが、他の入出力機器(マイクやスピーカー等)との円滑な切り替えを行う為、簡単なスイッチングボックスを作りました。 I/Oの詳細は、マイク入力及びフォーン出力用としてφ3.5mmのジャック×2、無線機への接続用の8極ジャック×1、外付けPTT用のφ3.5mmのジャック×1と言う布陣。 後は、スイッチングボックスのパネル面に於いても送信・受信の切り替えが可能な様、昔懐かしい「シーメンスキー」

一日も早く、再び「秋葉原巡礼」を楽しめると良いなぁ

私の住む北関東の某所から秋葉原へ行こうと思ったら、電車1本・1時間弱の所要時間でアクセス可能なわけですが、なにせこのコロナ禍の昨今ですから、すっかり「近くて遠い」エリアになってしまっているわけです。 とは言え、趣味の「電気いじり(実際に電気をいじり回す事はしませんが)」の為に電子部品の調達は不可避なので、最近もっぱらネット通販に頼りっ切りなのは、多くのご同輩と同じなのではないでしょうか? しかしながら、秋葉原に於けるパーツ探しには、目的外の物・掘り出し物を見て歩く楽しみも含

続 CWインベーダーを組み立てる

部品のアッセンブルを終えた「CWインベーダー II」を、手元にあったプラスティックケースの中に収め、早速遊んでみました。 第一印象は、命名の妙。 「インベーダー」とは良く例えたもので、あの嘗てのインベーダーゲームを彷彿させる内容に仕上げられているんですね。 LCDに次々と表示される文字を、合致する正しいモールス符号を打ち込む事によって撃破するわけですが、撃ち損じると累積してしまい、一定量溜まるとゲームオーバーとなってしまう様です。 「打ち込む事で撃破する」類のゲームと言う

CWインベーダーを組み立てる

JQ1SRN氏が考案されたゲーム形式のモールス送信練習器「CWインベーダー II」のキットを頒布して頂きました。 中高年には懐かしいあの「インベーダーゲーム」の様に、次々とLCDに表示されるアルファベットや記号などを、正しいモールス符号を送出する事で撃退するというゲーム。 楽しみながら電信が身に付く、なかなかにアイディア溢れる傑作ですね。 キット内容としては、ほぼ「集積回路一発」の部品構成なので、パーツに欠品が無いかの事前確認を済ませばオーケーだと思うのですが、これはいつも

中華製電子部品の喜怒哀楽

新型コロナウィルスによる感染の拡大から、今となってはそれが「常態化したのでは?」と思えるほどの状況となって居りますが、以前でしたら秋葉原へいそいそと通った「電子部品の購買」も、今はネット通販に頼っているわけです。 そんな中。 中国本土から直送されて来て、送料は無料。 しかも、商品のお値段は安価とあって、ここ最近は中華製電子部品を購入する機会がめっきり増えています。 届いた品物を手に取って見ると、「多少造りが安っぽいかな?」と思わせる時もあるのですが、所詮は素人のお遊びに使用

はんだごて過熱防止器の製作

ちょっと以前の号になりますが、CQ ham radio"QEX"誌の2018年春号に載っていた「はんだごて過熱防止器」を作ってみました。 電子部品のマイクロ化によって、真空管全盛時代に比べ60Wや100Wの「はんだごて」を持ち出す機会はめっきり減りましたが、かと言って、例えば同軸ケーブルのコネクターを付ける時などには、今でも無くてはならない存在なわけです。 こうした大きな容量の「はんだごて」は、安価なニクロム線ヒーターを使った物が一般的で、他の作業に気を取られ油断をした隙に

赤裸々告白物欲地獄 はんだ付け補助具

今ちょっと気になっている物。 言い換えれば、物欲を刺激されている物に「はんだ付けの補助具」があります。 はんだ付け作業を行う際に、工作の対象物であるプリント基板や部品、配線類等を保持する為の器具ですね。 もし、人間に手が4本も5本もあれば不必要な道具なのですが、残念ながら2本しかなく、かと言って「足」は手ほどに器用じゃないので、こうした助けが要るわけです。 はんだ付けを行う際、自身の右手と左手はそれぞれに「はんだ」と「はんだごて」を操作しますので、自在に動かせるアームの先に