星彩と大義のアリア 感想

僕の好きなお笑い芸人
霜降り明星粗品さんのアルバム


「星彩と大義のアリア」が発売された。


755の感想だけでは足りるはずもなく
自分の記録用としてもここに感想を。



サブスク解禁と同時に1周して
総じてまずはぶっ刺さりました。。


刺さったどころではなく
心にぶっ刺さった。


僕は人生であまり音楽に触れてこなかった気がする。


CDは数えるほどしか買ったことないし
歌はサブスクの上位の曲を聴くぐらい。
というか曲を聴くぐらいならラジオを聴く。


最近はお洒落な曲ばっかりで余計わからないし。


もちろんリズムが良くて好きな曲はいっぱいあるけど
ここの表現はあれを連想さしてこれがこうだからこの解釈で…
みたいな捻りすぎた曲はわからない。


だから今まで恥ずかしながら歌詞にじっくり注目して曲を聴いたことがなかった。
曲のリズムが良ければそれを聴く。みたいなノリで聴いてきた。


けど、粗品さんの曲はあまりにもストレートに届いてきた。
あるいは自分から掴みに行ったのかもしれない。


好きな芸人っていうフィルターなしでも
この真っ直ぐな歌詞と心臓を震わす曲調に
出会うのは必然だったと思う。


混沌とした世の中に響くロック
単純だけど深い。


全曲聴いて、
この気持ちを上手く文章に書き起こせない自分が
もどかしくなるほどパワーのあるアルバムだった。


そんな粗品さんの1stアルバムを開封から
このnoteに感想を残していく。




まずはパッケージ

黒に金の文字でシンプルなパッケージ。
これもいろんなグラフィックがあるはずで
況してや粗品さんの写真を前面に載せても良いのに清々しすぎ。


アーティスト粗品としての音楽に対する真っ直ぐな思いがここからも伝わってきた。

特に気に入ったのは横から。
棚に正面で置くのも良いけどこの字体と雰囲気気に入りすぎてにこっちで置きたいぐらい。


アルバムがもしセカンド、サードと発売されたら、並べていくの楽しみすぎるかも。


パッケージでテンション上がるってやっぱ大事。
全然ジャケ買いできるジャケでしたね。


そして今回の特大プレゼント

早期予約特典のサイン。
本名でやろうか迷ったけどニックネームにして良かったなぁ。


もちろんもう一回サイン動画見返したよね。


サインは丸の数で占い?みたいなんできるらしく
これは丸が1個で中吉らしいです。知らんけど


とりあえず達筆に「ボケ」と
書かれてなくて一安心しました。

裏の粗品の文字も良すぎて流石に宝物かも。


CDには「粗品」「音楽」「お笑い」

冗談なしでCDでこんなテンション上がるの初めてかも。
シンプルにワクワクしすぎる。

こ、これで¥6,600-で大丈夫??
あんなにカネカネいう人がんなアホな。


なんならもっと金払いたいんですけど。
感想はスパチャしろってことか。
カスですみません。


歌詞カードは改行やスペースの大きさにもこだわったらしく、パッケージから全部どこも抜け目なく楽しめる要素がいっぱい詰まってそうですね。


漫才あんな面白くてYoutubeも毎日更新してどこに時間あってこのクオリティと曲を仕上げられるのか。やっぱり粗品さんには尊敬というか自分もへばってられないよなーといつも思わせてくれる。


よし、曲を聴こう。


ちなみに僕は音楽の知識は皆無なので
ドラムがどうとかコーラスがどうとか全くわかりません。
ただ曲を聴いて、歌詞を見てどう思ったか。
それだけを書いていきます。


ちょっとぐらいあれよタコ。


あと曲解説を観る前に書いてるので
そこの解釈違いますよ〜とかじゃないから。
そのへんは黙っとけよタコナス。




オーディンの騎行


オーディンと聞くと馬に乗った某RPGゲームのあの姿が出てくるが調べてみると世界を創造したすごい神らしい。
騎行は敵への襲撃という意味。


そうだ、このアルバムを手に持って
会社や学校に乗り込んでやればいいんだ。


うざい奴がいたらこのアルバムでぶん殴ってやればいい。


歌い出しのトーンはどこかの物陰に隠れて自分と粗品さんとそしてファン全員でこれから奇襲攻撃を仕掛けてやろうぜ。みたいな最高の始まり。


「勇敢な君の歌」からはじまり、やる気をみなぎらせてくる歌詞。でも途中には「負けそうになる時、呼んでくれ」と粗品さんがバックについてるからドンといってこいという安心も感じさせてくれた。


なんとなくの毎日過ごしてるだけで
何もしてない気がして辛いなんて
いやいやいやいやいやいやいや
あなた毎日戦ってますよ


ここはYoutubeの1人喋り画角が頭に浮かんだ。
いやいやいやいや〜なにを仰いますの?みたいな


あんなに芸能界のトップで走る人が
なんでこんなにも僕らと感覚が近いのだろうか


日常で何かあればこのアルバムを引っ張り出して勇気を貰えばいいんだ。


「運命を神様に絶対に委ねない」
世界を自分が思うように創造しオーディンが持っていたとされる最強の槍グングニルをアルバムに見立て社会に攻め込んでしまおう。


ずっと楽しみにしていたアルバムの1曲目は粗品さんから奇襲攻撃を喰らった。




サルバドルサーガ


オーディンの騎行もいいけど
なーんのやる気が出ない日だって生きてればある。


逃げも隠れもしないから
いっそのこと世界が。お前側が変われよと。


このあたりの表現はうますぎるよなー。


生きてるだけで偉いなんて散々ネットで見てきたし薄っぺらい。
偉いどころか偉すぎるんですよね。偉いじゃ足りないよ。


それとこっちの準備はできてんねんからさっさと世界変わって欲しいって気持ち。


「時間が進み続けてく」
「止まらないでくれ」


本当にそう。
ここ特に好き。


この状況を変えたいけど別に時間が解決してくれるならそれでいいしさっさと過ぎ去ってくれ。


歌詞をよくみると最後の「今、生きてる!」にだけ
びっくりマークで強調されてる。


何回も言わすな!
春夏秋冬、朝昼夜、生きてるっちゅうねん!
やからはよ世界変わらんかい!的な?笑


まぁ何はともあれ、
全てはこの歌詞に詰まってると思います。


「無敵の気持ちこんにちは」


は〜い、こんにちは


今日も生きてる自分を褒めるつもりで唱えてもいいし、
しょーもない相手に唱えても効果ばつぐんやこれ。


粗品さんを味方に今日も生ていこう。




絶対大丈夫の歌


色んな落ち込む事があるけど
どんな人でも絶対大丈夫。


これが粗品さんから伝えられるのは
また深く刺さる部分がある。


あーんなギャンブルタコ負けしてるのに
なんか大丈夫そうだし、


曲の中で色んな悲しいシーンが出てきて
その中の一文、

"「大丈夫なんて」と笑われた時"


ほんなら大丈夫に変わる他の言葉出してみろボケぃ
なんですよね。


橋のど真ん中を選んで安全に安全に生きてきた自分よりもはるかに波乱万丈な
人生を送ってきた人が「大丈夫」っていうのななら絶対大丈夫。


"頑張れ"よりも"大丈夫"
こっちの方が断然心が安心する。


ストレートな歌詞で真っ直ぐ届く。
絶対大丈夫の歌は令和のファイトソングかもしれない。




タイムトラベルマシンガン


「間違えちゃおかな」で終わるなかなか攻撃的な歌。


ん〜でもそうかも。
謝ってきたとてこっちの心は何にも解決されないし一生憎むよ。


もしタイムマシンがあったとして
自分やったら前世も今世も来世もぶちのめしたくなる。


「キモイ奴はキモイ奴の味方」

別にキモイと思ってもらってもいいけどお前らも相当キモイのはすごいわかる。そういう奴らの世界って大体狭いし、その狭いテリトリーででかい顔勝手にしとけって感じ。


こっちはこっちでやっとくからほっとけと。


その代わりしてきたことは
何かで償わないと間違えちゃうぞと。


この曲は加害者側にも届いて欲しいな。
過去を思い出してこいつは一生怯えて暮らせばいいし
ほんまにタイムマシン開発してくれ。


その時は粗品さんの曲がきっかけで〜
って言ってくれ。


それでもギリ許さんけどな。




普通幻想曲


普通が一番。


曲中で"何かを見つけてみよう"
的な事を言うわけでもない。


「いつもと違う道で歩いて帰る」
確かにそんな日もある。


けど、普通が一番。


結局これなんですよねー


現代社会で生きていると
普通って何ですか?とよく問いかけられる事がある。


その普通だと思っていることが
意外と個性だったりするんですよね〜とか


多数派の方が普通で少数派は珍しい。
なんなら少数派の方が社会では重宝する。


いや、そんなもん知らんし黙っとけ!!


お前が普通じゃないと思うならそれでいい
でも自分は普通だからほっといてくれ。


全ての基準は自分で決めればいい。
絶対にそれでいい。


そんで普通から少し頑張ったら
自分をいっぱい褒めてあげよう。


とにかく普通が一番だ。




はるばらぱれ


良すぎる歌。


粗品さんの父ちゃんの歌。


いつか自分にもそんな日が来たら
絶対にこの曲を聴いてパワー貰うって決めた。


正直この曲発表された日、
流石に親のこと考えて飯誘ったなー。


あんまり顔見せれてないばぁちゃんにも会わないと。


また今度でいっか、なんて
もう絶対やめよと思った。


この曲こそ普通があたりまえじゃない、
色んな人と関わって今生きてることが奇跡って思わせてくれた。


そんで最後を「あなたの自慢の息子より」で
締めれる粗品さんがカッコ良すぎる。


親から見た自分はどう映ってんのかな、
自慢と思ってくれてるかな。


親だけは大切にしよ。




風炎のデージー


春の歌。


珍しく沈丁花とか月日貝とか亀とか
洒落た表現が出てきてこれ難しいねー


この曲がファンの中で人気そう?


リズム重視で曲聴くのが好きやから
滑らかな感じしてめっちゃいいな〜これ


朝、クルマ乗りながら窓開けて聴きたいかも。


出会いの季節だったり環境の変化に付いていけず、
けどどこか俯瞰で自分を見ている?


その場の流れに合わせて自分じゃない自分も演じて社会の波に揉まれていくみたいな。


この曲で忘れるとまではいかないけど
まぁそんなもんやし適当に行くかっ、
ぐらい気分を軽くさせてくれる曲。


この曲で逆に粗品さんが作る超今風のお洒落な曲も聴いてみたくなった。
またそれでもとんでもない曲生み出して話題なるんやろなぁ。




不条理な外連味


学校がテーマ。


歌詞の全部わかりすぎる。


自分が学生の時にこの曲に出会えていれば
もっと色のついた学生生活になったのかなーなんて。


いまの学生の子にとって粗品さんってどんなふうに映ってんの?


自分が学生の時は正直尖った芸人はいなかったしこんな寄り添ってくる芸能人は少なくとも自分は触れてこなかった。


「これからだろ」「終われないよ」


いつだって粗品さんはけつに火をつけてくれるから良い。
「これからだろ」で背中を叩いてくれた。


社会人になってしまったけど
やっぱり自分より上の人には負けたくないな。


年齢とか階級が存在する世界である以上、
上のやつには歯向かって
下のやつには優しい、
そんなヒーローみたいな人目指そう。




七赤シジジー


「これまでも本気出してたつもりだったけど」


そうやねん。
余裕で本気出してたけど、けどな?


「これからはもっと本気出す」


そういうことやねん。


これまでの20数年このテンションで生きてきた自分にけっこう刺さったかも。


本当は人生手を抜いて生きてきたところあるけど
本気出してなかったなんてダサすぎるし
けどこれだけは神様にも友達にも知っといて欲しい、
自分もっとやれるよってこと。
歌詞みたいに宇宙規模で考えると地球という惑星のちっぽけすぎる1人の人間だけど…


オーディンの騎行みたいにチャンス側からこっちにきて掴ませてくれっていっつも思ってるわ。


これみんな考えてんのかな?
流石に中二病すぎる?笑


知らんけど。


365日グレゴリオは〜♪
ってとこ好きすぎ。




翌貿の薦濯祉


はい、Youtuberおもんない


格ちゃうねんなー


自分だと会社の上司とかと重ねてしまう。


多数派の意見のしょーもない言葉並べてワーワー言っとるだけカスみたいなやつ多すぎ。


全員たこ焼きにしてねぎポンで食ったろか。


この曲を受け取ったからには
0から生み出せる人になるしかない。


「空が見ている」


コケても必ず見てくれる人がいるはず。
しんどくなったらこのアルバムの他の曲聴いて、
うざいやつおったらこの曲に戻ってたこ焼き作って。


結局まとめると
IWGPから拝借して


おもんない事すんなって言ってんじゃないの、
ダサいことすんなって言ってんの。


ってことでおk?



あかんか。


わしがたこ焼きで食われるとこやった。




ビームが撃てたらいいのに


あつすぎる。


イヤホンがホッカホカなってこの曲流しとる。


ボカロ界隈とかもさっぱりわからんけど
これがアツすぎるのだけはわかる。


全体的に抜けてるところとか
ビぃ〜〜ムがぁ〜〜 って徐々に力入ってくところ
色々楽しい曲。


これが1発目に発表した曲で
改めてロックでガラッと生まれ変わらせて。


これはもう感想とかない。最高。




宙ぶらりん


こんだけボリュームあるアルバムでストレートに刺さる歌詞も良すぎる歌もたくさんある中で最後が宙ぶらりんなのは流石にフック効きすぎてぶっ倒れるって。


結局自分はこの曲が一番好きかも。


芯ない奴、群がる奴

歌詞に出てくる奴には絶対ならんとこ。
勉強なるこの曲は。


好きな仲間はちろんおるけど信じるものは結局一人。
しんどい気持ちも怒りも喜びも共有できるのは結局自分しかいないよなぁ。


なんかキショい世界。



お守りとかも正直絵空事やし。


この歌詞をこの曲調でロックに歌い上げることに意味がありすぎる。


椅子を蹴るなよ  宙ぶらりん


そんな気持ちになりそうな夜は一生俺の曲を聴いとけよって事や。


そうして世が明けたら
またオーディンの騎行からリピートして
アルバムで世の中をぶん殴りに行く。


完璧な曲順。




はぁ〜疲れた。
こんなに曲に向き合ったの人生初。


ここまで読んだ人いますか?


どう?
感想薄すぎるかも。


とにかくそんな人にもどれかの曲が刺さってしまう満足感の高いアルバムでしたね。


シンプルな音楽でもこんなにかっこいい


粗品さんと同じ時代に生きれて応援できてよかったっていうクサい言葉も出てきてしまう。


いつも心に火をつけてくれることに感謝しつつ自分も負けないように頑張ろう。
もしLIVEで直接聴いたらまた違う感情も生まれてくるんやろな。


作詞:粗品
作曲:粗品


次はどんな神曲を生み出してくれるのか。
またファンにサインはしてくれるのか。
秋元康がアイドルなったみたいやんなんやこの人。


あとできることはカラオケで歌いまくって印税を奉納することでしょうか。



さて、Disc2の解説で答え合わせをしてきます。


ここまで自分の感情を文字起こしして解説観るのやばいぐらい楽しみかも。




ほんでお笑いもある!?





楽しみすぎ。


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